【ゴルヨガ】Vol.19 プランク姿勢からの前後開脚で股関節の柔軟性アップ!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、股関節の柔軟性を高めて、前傾キープに役立つポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)
メニューNo.19
プランク姿勢からの前後開脚
いいスウィングを身につけるには、アドレスで適切な前傾姿勢を作り、その前傾姿勢をインパクトまで維持する必要があります。適切な前傾姿勢が作れない原因は股関節の硬さにあります。アドレスの姿勢がカッコ悪い人は股関節が硬いですから柔軟性を高めるポーズを定期的に行うことをおすすめします。
今回は股関節を前後に開きます。これを繰り返すと股関節から体を折り曲げる適切な前傾姿勢が作れるようになります。
Pose 1
プランクの姿勢から左足を前に出してひざを伸ばす
腕立て伏せの姿勢(プランク)でスタート。そこから左足を両手の間に踏み出します。そして息を吐きながら左ひざをゆっくり伸ばします。ただ、男性はモデルさんと同じ3のポーズを作るのが難しいかもしれません。その場合は、2で右ひざを床に付けてもOK、3で左ひざが伸びなくてもOKです。(1呼吸×3回)
Pose 2
プランクの姿勢から右足を前に出してひざを伸ばす
ポーズ1と同じ姿勢でスタート。そこから右足を両手の間に踏み出します。そして息を吐きながら右ひざをゆっくり伸ばします。2で左ひざを床に付けてもOK、3で右ひざが伸びなくてもOKです。1→2→3の動きと3→2→1の動きを左右3回ずつ繰り返してください。(1呼吸×3回)
●どんな効果が?
股関節を前後に開く動きと、太もも裏(ハムストリングス)を伸ばす動きを強化することができます。それがアドレスの改善と前傾姿勢の維持に大きく貢献します
●スウィングのココが改善!
股関節の前と後ろが両方とも伸びますから、骨盤の動きがよくなり、アドレスの姿勢が整います。また、太ももの裏側が伸びるので前傾姿勢が維持できます。それがスウィングの再現性につながります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年9月17日号より