【ゴルヨガ】Vol.13 体幹がブレない安定したスウィングが手に入る! 「板のポーズ」でもも上げ
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、股関節に刺激を入れ、体幹の強化にもつながるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)
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「板のポーズ」からもも上げ
両手と両足で体を支え、頭の先からかかとまで真っすぐ伸ばした姿勢が「板のポーズ」(プランクポーズ)です。この姿勢で太ももを上下左右に上げ下げすると、股関節の前側とお腹、お尻に刺激が入り、スウィングの動きをスムーズにすることができます。
ポーズ1は太ももを体の正面に向けて交互に上げ下げします。ポーズ2は体の側面に沿って上げ下げします。どちらも左右5回ずつ、合計10回行うのが理想的です。
Pose 1
「板のポーズ」から太ももを上げ下げ
頭の先からかかとまで真っすぐ伸ばした「板のポーズ」でスタート。その姿勢で左右の太ももを交互に上げ下げします。1呼吸で太ももを上げ、1呼吸キープし、1呼吸で元に戻します。体が「へ」の字に曲がるのは、多少であれば許容範囲。それを左右5回ずつ、合計10回行います。(3呼吸×左右5回ずつ)
Pose 2
「板のポーズ」から太ももを左右に上げ下げ
ポーズ1と同じ姿勢でスタート。今度は太ももを体の正面に上げるのではなく、体の側面方向に上げます。そうするとお尻にも刺激が入ります。足を上げた状態をキープするのはキツイので1呼吸キープが難しければ、パパッと上げ下げするだけでOKです。左右5回ずつ、合計10回行います。(3呼吸×左右5回ずつ)
●どんな効果が?
ポーズ1は股関節の前側とお腹に刺激が入ります。ポーズ2はお尻にも刺激が入り、体のバランスをキープするために必要な体幹の筋肉を全体的に鍛えることができます
●スウィングのココが改善!
股関節から体を曲げる動きが習得できますから、アドレスの姿勢がよくなります。また、お腹を引き込んで力を溜める感覚が得られるので、体幹がブレない安定したスウィングが身につきます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年7月30日号より