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【ゴルヨガ】Vol.4 胸を大きく開いて捻転力アップ!「結髪&結帯ツイスト」

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、胸を大きく開く動作で捻転力を強化できるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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メニューNo.4

結髪&結帯ツイスト
で捻転強化


骨盤を止めて上半身を回す動きはスウィングの基礎的な動作ですが、その動きができていないアマチュアは多いです。四つん這いになると骨盤が止まるので、上半身だけを回す感覚が身につきます。

ポーズ1は手のひらを後頭部に当てます(結髪)。ポーズ2は手の甲を腰に当てます(結帯)。そして背中を丸めて胸を閉じる動きと背中を縮めて胸を開く動きを交互に行います。そうすると正しい捻転の動きがわかるようになります。


Pose 1
片手を後頭部に当て胸を開く「結髪ツイスト」

四つん這いの姿勢でスタート。左手のひらを後頭部に当て上半身を下向きに丸めてから上向きに回します。下で1呼吸キープした後、息を吸いながら下から上に回し、上で1呼吸キープします。これを上下に10回行います。左手が終わったら右手でも10回行います。(1呼吸キープ×左右10回)

Pose 2
片手を腰に当て胸を開く「結帯ツイスト」

ポーズ1と同じ姿勢でスタート。今度は左手の甲を腰に当て上半身を下向きに丸めてから上向きに回します。下で1呼吸キープした後、息を吸いながら下から上に回し、上で1呼吸キープします。ポーズ1と肩甲骨を使う部位が変わるので結髪、結帯を両方行うとより効果的です。(1呼吸キープ×左右10回)

●どんな効果が?
背骨に沿ったすべての筋肉と、肩甲骨周りの筋肉に細やかな刺激が入ります。背面の筋肉が縮めば前面の筋肉が伸びますから、胸が大きく開く感覚がわかるようになります

●スウィングのココが改善!
骨盤を止めて上半身を回す動きが身につきますから、肩が回らず、腕の力だけでクラブを操作する動きを防ぐことができます。上半身と下半身の捻転差がある正しいスウィングを習得することができます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年5月28日号より