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【らくトレ】Vol.143 前傾キープが苦手な人に!「サイドベンド」エクササイズ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、わき腹を伸ばして、前傾姿勢をキープできるようになるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.143

「片ひざ立ちサイドベンド」で体側を伸ばす


今回は片ひざ立ちでクラブを担いで行うエクササイズを紹介します。

日常生活で体側を伸ばしたり、縮めたりする動きはほとんど使われません。ですが、ゴルフは体側の柔軟性がアドレスの前傾姿勢維持に重要な役割を果たします。インパクトで上体が起き上がるミスは、技術的なエラーではなく、フィジカルからくるエラーの可能性が高いのです。

ですので、体側に効果的な刺激を入れることで改善させましょう。

エクササイズ1は右ひざ立ちで左脚を伸ばし、上半身を右に傾けます(サイドベンド=側屈)。エクササイズ2は左ひざ立ちで右脚を伸ばし、上半身を左に傾けます。動かすスピードはゆっくりで構いません。

2~3秒で下ろし、2~3秒キープし、2~3秒かけて元に戻します。それを10回繰り返します。体が前に傾いたり、後ろに反ったりせず、体側がしっかり伸縮するように動かします。シャフトを床に対して45度くらいまで傾けられれば十分です。


Exercise 1
右ひざ立ちで右側にサイドベント

右ひざ立ちで左脚を伸ばし、肩にクラブを担いだ姿勢からスタート。下半身を固定して上半身を右に傾けます。ゆっくりで構わないので体の真横へ倒します。2~3秒で下ろし、2~3秒キープし、2~3秒で元に戻します。それを10回繰り返します。2セットできると理想的。ポイントは、左足は真っすぐのまま、息を吐きながら体側を伸ばすことです。

Exercise 2
左ひざ立ちで左側にサイドベント

左ひざ立ちで右脚を伸ばし、肩にクラブを担いだ姿勢からスタート。下半身を固定して上半身を左に傾けます。エクササイズ1と左右対称の動きになります。動かすスピードもまったく同じです。上体が前に傾かないように注意しましょう。左右差が出やすいので、苦手なサイドを重点的に行うのも有効です。

ここに効く!
わき腹から肋骨の下の体幹にフォーカスしたストレッチ兼トレーニングになります。お尻や腹筋にも刺激が入り、伸びます。

どんな効果が?
サイドベンドの効果により、前傾姿勢をキープしたまま再現性の高いインパクトが可能になります。スウィング時のブレもなくなります。

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月10・17日合併号より