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オーガスタの13番パー5がついに延長! 果たしてどんなホールになる?

来年のマスターズでは、改造された13番ホールが使用されることになる?

先頃、Eureka Earth(ユーレカアース)がツイッターで、オーガスタナショナルGCの上空から撮影した写真を公開した。それを見ると13番ホールのティーイングエリアが従来の後方に造られており、ついに13番パー5の距離が延ばされたことがわかった。

オーガスタナショナルGCの名物、アーメンコーナーの最後、13番パー5。今年のマスターズでは510ヤードだったが、左ドッグレッグでショートカットも可能なホールだ。

R・マキロイは最終日のティーショットを3番ウッドで打ち、残りはわずか203ヤード。マスターズではもっともやさしいホールの一つとなっていた。

そのため16年にこのホールを延伸する計画が立てられ、17年には隣接するオーガスタCCの土地を買収。18年にはレイアウトを含め大改造を行っていた。

それによって13番のティーを約50ヤード後方に下げることができるようになっていたが、しばらく手付かずの状態だったのだ。土地の買収費だけで約45億円、隣接コースの改造費を含めると1ヤード延ばすのに2億円前後はかける覚悟をしていたにもかかわらずである。

プロの飛距離が年々伸びるなか、ホールを長くすることで対処することに批判の声もあったようだ。金のあるオーガスタならいざ知らず、古い名門コースの多くが、限られた土地では改造したくてもできないからだ。

USGAと密接に結びつき、ゴルフ界のリーダー的な存在のオーガスタナショナルにすれば、批判を回避する時期を見計らっていたと言えるのだろう。

オーガスタナショナルGCから改造の公式発表はまだないため、新たな13番の距離は不明だが、ユーレカアースのツイートによれば、スコアカードには「545ヤード」という記載があったとする声も出ている。

果たして改造は完成したのか。来年のマスターズが待ち遠しい。

13番のレイアウトはどう変わる?(写真は2019年マスターズ時のもの)

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月20日号より