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リディア・コー今季3勝目で3度目の年間女王に! 「優勝と同じくらいうれしい」こととは?

女子ゴルフ界史上最高の優勝賞金200万ドル(約2億8000万円)がかかった米女子ツアーの最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」でリディア・コーが優勝、各賞を総なめにした。

L・マグワイアとトップで並んでスタートしたリディア・コー。終盤の連続バーディで接戦を抜け出し、今季3勝目をゲットした。

「すごくドキドキしたけど、落ち着いてプレーするよう自分に言い聞かせました」

14歳でプロの試合に優勝し、世界にその名を轟かせた天才少女。15年には男女を通じて最年少の18歳で世界ランク1位に輝いた。その後一時は低迷したが、今シーズンは3勝のほか9試合でトップ5入りし、“第二次黄金期”に突入したようだ。

年間3勝はコーだけ。成績をポイントに換算して競うレース・トゥ・CMEグローブを制し年間女王に輝いたほか、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、平均ストロークナンバー1(ベアトロフィ)を取り、435万4403ドル(約6億1000万円)を稼ぎ出し賞金女王のタイトルも獲得、主要各賞を独占した。

今季は初優勝者を史上最多タイの11人輩出したツアーだが、終わってみればコーの強さが際立ったシーズンだった。

「プレーヤー・オブ・ザ・イヤーやベアトロフィを再び取ることができたうえ(いずれも2度目の受賞)、最後の試合で勝つことができて夢がかないました。しかも家族やチームが見守る前で勝てたのだから最高です」

25歳になったコーが楽しみにしているのは、賞金の使い道ではなくつかの間のオフ。

「これでしばらく休めると思ったら、優勝と同じくらいうれしい。ゆっくり休んで来年もたくさんバーディを取りたいです」

日本勢はルーキーの古江彩佳が25位タイに入ったのが最高。3日目まで上位争いを演じた畑岡奈紗は最終日「80」と崩れ41位タイ。渋野日向子と笹生優花はそれぞれ49位タイ、59位タイだった。

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月13日号より