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女子プロは大きいのが好み? プロゴルファーのクルマ事情

クルマでの移動が多いツアープロたちは、どんなクルマに乗っているのか? 気になるクルマ事情を調査した。

PHOTO/Hiroaki Arihara、Takanori Miki

ツアー間の移動手段として使われるのがクルマ。人によっては全国の会場すべてをクルマで移動するプロもいるが、クルマ選びはどうしているのか。まずは桂川有人プロに聞いた。

「僕の場合は、とにかくタイヤ選びを重視していますね。これは祖父から『ゴルフ業界は一般の人よりも距離を走るんだから、タイヤの摩耗が多くなるのは避けられない、だからこそタイヤだけは一番いいものを使え』と言われたからなんですが、その言葉をずっと守ってダンロップのタイヤを使っています」

飛行機や新幹線などには乗らず、全国をクルマだけで移動している菅沼菜々プロは、とにかく大きさや中のスペースが大事だという。

「全国をクルマで移動していると、かなり長い時間、クルマに拘束されているので、体を伸ばしたり、仮眠を取ったりするスペースが大事になってくるんです。賞金も稼げたのでクルマを替えようと思っていますが、次に買おうと思っているのも大きさ重視のアルファード。とにかく大きくて乗り心地がよさそうです(笑)」

男子プロ編

桂川有人
トヨタ「RAV4」

祖父にタイヤだけはこだわれって言われたんです
「タイヤに求めるのは耐摩耗性と静粛性。溝がなくなると雨の日の運転が危険なので何より大事」

清水大成
日産「エクストレイル」

揺れが少なく快適に移動できる
「とにかく長い距離を走ることから、タイヤは疲れないことと静粛性が大事。このブリヂストンのタイヤは、サイドウォールの剛性が高く、揺れが少ないんです」

稲森佑貴
メルセデスベンツ「Cクラス オールテレイン」

しなやかな足周りで乗り心地が抜群
「今年Cクラス オールテレインに替えました。路面の段差をしっかり吸収してくれるしなやかな足周りが気に入ってます。普通のCより乗り心地がいいんです」

堀川未来夢
トヨタ「アルファード」

ヴェルファイアからアルファードに変更
トヨタのヴェルファイアからツアー界でも乗っている人が多いアルファードに買い替えた堀川。「免許がないのでキャディが運転しています(笑)」

女子プロ編

菅沼菜々
ホンダ「ステップワゴン」

全試合移動なので大きいクルマが必須なんです
広場恐怖症という病気から、1年中クルマ移動の菅沼。シーズン通すと走行距離は約5万km。地球一周以上走っている計算となる。「仮眠とストレッチができるスペースは絶対必要」とクルマは大きなサイズが絶対条件。

菅沼菜々のこだわりポイント
(1)試合中の洋服はかけておく
その週に使用する服やキャップは、常に持って移動。100円均一で買った突っ張り棒を活用
(2)ストレッチのできるスペースを確保
長距離移動で座り続けると体は固まる。そのためストレッチのスペースを確保している
(3)荷物を大量に載せるスペースを作る
トランクを2段に分け、下の段にはキャディバッグなどを入れるスペースを確保

大里桃子
アウディ「SQ5」

移動中も常にリラックスしたい
「大きくて揺れが少ないのが大事」という大里桃子。アウディのなかでもSUVを選択している

植竹希望
BMW「X5」

最新の自動運転機能もいい
「片道で700km走ることもあるので、リラックスできるX5なら疲れが吹き飛びそうです」

青木瀬令奈
ランドローバー「ディフェンダー」

大きいと乗り心地も快適なんです
運転席が広くて長時間の運転でも快適。「長時間となると大きいクルマでないと、試合前に体がガチガチになっちゃうんです」

月刊ゴルフダイジェスト2022年12月号より