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「バックスウィングでボールが揺れて見えた」中島啓太のプロデビュー戦は48位タイ

男子アマチュア世界ランキング1位の中島啓太が、パナソニックオープンでプロデビューした。

PHOTO/Hiroaki Arihara

3日目、1番ホールのティーショットを打つ中島啓太。初日から69、71、71、69のスコアで、48位タイでプロデビュー戦を終えた

中島は、2018年のオーストラリアンアマ、アジア競技大会、2021年の日本アマ、アジア・パシフィックアマを制し、パナソニックオープンでは史上5人目のアマ優勝を飾った。松山英樹、金谷拓実に続いて世界アマランク1位になり、今年、アマゴルフ界の最高栄誉、マーク・マコーミック賞を2年連続で受賞した。

アマチュアとしてこれまで出場した日本のレギュラーツアーの試合は、2015年のHEIWA PGM CHAMPIONSHIPを皮切りに29試合。優勝1回、ベストテン4回、予選落ち8回、棄権1回で、予選突破率は約7割だが、優勝した昨年のパナソニックオープン以降、予選落ちはない。プロ宣言前の今シーズンの平均ストロークは、70.227でランキング5位に相当する。

プロ初日の第1打のとき「めちゃめちゃ緊張した。バックスウィングでボールが揺れて見えた」と振り返る中島のプロデビュー戦は、48位タイというほろ苦い結果。松山、金谷と同じ世界ランク1位から鳴り物入りでのプロ宣言、先を行く2人を追いかける中島啓太の疾走が始まった。

アマチュア時代の戦績

中島啓太

プロ転向2022年9月(22歳)
出場29試合
優勝2021年 パナソニックオープン
最少スコア63
ベストテン4試合
予選落ち8試合
棄権1試合

金谷拓実

プロ転向2020年10月(22歳)
出場21試合
優勝2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ
最少スコア63
ベストテン2試合
予選落ち11試合

松山英樹

プロ転向2013年4月(21歳)
出場22試合
優勝2011年 三井住友VISA太平洋マスターズ
最少スコア64
ベストテン6試合
予選落ち6試合

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月11日号より