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得票率9割! PGAツアー最優秀選手はシェフラー。有力視のマキロイは「疑いの余地はない」

PGAツアー21-22シーズンのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(以下POY)に、スコッティ・シェフラーが選出された。

ノミネートされていたのはシェフラーとR・マキロイ、そしてLIVゴルフへ移籍したC・スミスの3名。当初はマキロイ優勢の声も多かった一方で、スミスがここに名を連ねたことを批判する声も上がっていた。

20年のツアーデビュー以来、常に上位争いをしながら勝てなかったシェフラーはついに今季覚醒。2月のWMフェニックスオープンで初優勝を飾ると、またたく間に勝利を重ね、4月のマスターズで4勝目。フェニックスオープンで優勝する前は未勝利者最上位となる世界ランク15位だったが、3月にJ・ラームを抜きナンバー1に浮上すると、現在まで世界ランク1位の座を守っている(賞金ランク1位、フェデックスランク3位)。PGAツアーでの受賞は初だが、19年にコーンフェリーツアーの年間最優秀選手に選ばれ、20年にはツアーの新人王に選ばれた。

全英オープンを制したスミスに関してはLIVに移籍したこともあり、受賞の可能性は低かったが、フェデックスカップレースで年間王者に輝き、シーズン3勝、すべてのメジャーでトップ10入りを唯一記録したマキロイの前評判は高く、実質シェフラーとマキロイのマッチレースの様相。しかし有力視されていたマキロイ本人は、「POYはシェフラーだろうね。疑いの余地はない」と今年大ブレークした26歳を評価。実際15試合以上に出場し、投票権を持つ選手たちの89%以上がシェフラーに投票した。

なお、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(以下ROY)の候補はシーズン5回、2位を記録したC・ヤングが最有力。ほかにはツアー選手権出場を果たしたS・ティーガラ、ウィンダム選手権で優勝したキム・ジュヒョンがノミネートされており、数週間以内に発表されるとのこと。こちらも結果が気になって仕方ない。

下部ツアーの最優秀選手、PGAツアーの新人王、そしてPGAツアーの最優秀選手の“3冠”獲得は史上初

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より