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【世界アマ】2日目まで首位独走も…日本チーム7位にて終戦

<アイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権/ル・ゴルフ・ナショナル 他(フランス)/8月31日〜9月3日>
PHOTO/JGA提供

フランスで行われていた世界アマチュアゴルフチーム選手権。2日目まで首位を走っていた日本だったが、後半にスコアを伸ばせず7位に終わった。

AbemaTVツアーで今季優勝を果たしている蝉川は連日60台を出して日本チームをけん引した

日本代表は初日に7打差をつけ首位発進、そして2日目も5打差をつけ首位をキープし、快調な滑り出しだった。だが、3日目、最終日とスコアを伸ばすことができず、最終的に7位となり、84年大会以来の優勝はならなかった。

日本代表のメンバーは、日本体育大4年の中島啓太(22)、東北福祉大4年の蝉川泰果(せみかわたいが・21)、同大3年の岡田晃平(20)の3人。蝉川は3日間60台を出す活躍で日本チームをけん引。また、アマチュアとして最後の大きな大会となる中島は、4日間で60台が1回と、チームに貢献することができなかった。

最終日の日本代表三選手。左から蝉川、中島、岡田。最終日に伸ばすことができず、イタリアが優勝を決めた

ナショナルチームの3人以外にも、今年は若い世代の活躍が目覚ましい。日本ではAbemaTVツアーで近畿大学2年の山下勝将(まさゆき)がアマチュアで優勝の快挙。彼は女子プロの山下美夢有の弟でまだ19歳。今年は同ツアーで6月に前出の蝉川も優勝しているし、7月には福井工大2年の髙宮千聖(ちさと・19)も優勝した(すでにプロ転向)。中島啓太の大学の一つ上の先輩である河本力(22)がレギュラーツアーのKBCオーガスタで優勝したのは記憶に新しい。

この“アラトゥエンティ”たちは、男子の黄金世代となるか。期待を込めて見守っていこう。

プロ転向前の有終の美は飾れなかった

中島啓太はアマチュアとして最後の大きな大会。思うようにスコアを伸ばすことができず、チームに貢献できなかった。このあと日本に戻り、プロ転向の時期を探る

AbemaTVツアーでは19歳のアマチュアがV! 今季アマ優勝は3人目

男子の下部ツアー「ダンロップフェニックスチャレンジinふくしま」でアマチュアの山下勝将が通算17アンダーで優勝。まだ近畿大学2年の現役大学生だ。この優勝後、プロ転向

<世界アマチュアゴルフチーム選手権・最終成績>

優勝イタリア-31
2位スウェーデン-30
3位アメリカ-27
4位ノルウェイ-25
5位スペイン-23
6位フランス-21
7位日本-20

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月20日号より