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「目標は海外メジャーで優勝」17歳・馬場咲希が全米女子アマで37年ぶりの快挙達成

<全米女子アマチュア選手権/チェンバースベイGC(アメリカ)/8月8日~14日>
PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe

日本の高校2年生、馬場咲希(17)が全米女子アマに勝った。

全米女子アマは今年122回目を迎え、アマチュア世界一の称号が与えられる歴史と権威のある大会。過去の優勝者には、モーガン・プレッセル(2005年)、リディア・コー(2012年)などメジャーチャンピオンも名を連ねる。馬場咲希はそんな大舞台で、格上の選手を次々と破り、決勝戦の36ホールマッチでも11&9(残り9ホールで11アップ)というとてつもないプレーで圧勝した。

「この試合に勝つと、全米女子と全英女子に出られると聞いたので、そこを目指して頑張りました」と、優勝後のインタビューで答えた馬場。将来の目標を聞かれると、「海外のメジャーに優勝することです」と夢も大きい。

馬場咲希は決してこれまで同世代のトップランナーだったわけではない。小社主催のジュニアカップに5回出場しているが、とくに目立った成績は残していない。去年の日本女子アマが52位、今年が9位タイと、常識では考えられないスピードで進化している真っ最中なのだ。“伸びしろ”しかない驚異の17歳に、いま日本中が注目している。

(左)自分の名前が彫られるところをじっと見つめる高校2年生/(右上)ちゃんと彫れました! と見せてくれたSAKI BABAの文字/(右下)ドーミーで迎えた9番ホールも見事なバーディを決め、11&9という大差で優勝

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より

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