＜CAT Ladies 2022／大箱根CC（神奈川）／6638Y・パー72／8月19日〜21日＞
PHOTO／Hiroaki Arihara、代表撮影

前週のNEC軽井沢72で初優勝を挙げた岩井千怜（ちさと）が勢いそのままに、2週連続優勝を果たした。

NEC軽井沢72で、ルーキー1番乗りとなる優勝を決めた岩井千怜は、初日に6バーディ1ボギーの「67」、2日目に8バーディ2ボギーの「66」でラウンドし、11アンダーで単独首位に立つ。最終日は時折、大粒の雨が降るなか、ルーキーとは思えない落ち着きで、「リズムを崩さず、淡々とプレーできたらいい」と前日の公式会見で語ったとおり自分のゴルフに徹し、2バーディノーボギーの「70」で回り、2週連続優勝を果たした。初優勝から2週連続Vは90年の西田智慧子、05年の表純子に続き3人目で、ルーキーイヤーでは西田に続き2人目の快挙。

淡々とプレーしているように見えた岩井だが、本人は「最終日はトップにいることで攻めるに攻められない感じで、攻めつつも崩れちゃいけないと思いながらのプレーになってしまい、とくに12～16番まではピンを狙うゴルフができなかった。とはいえ、全体としてはいいゴルフができているので次の試合でもこの調子をキープしたまま、自分のゴルフを徹底したい」と語り、今週のニトリレディスでは史上初となる初優勝から3週連続Vを狙う。

ロングパットの距離感が合っている岩井。そのことを聞かれると「カップに意識がいきすぎるとオーバーやショートになる。インパクトに集中してストロークすることが重要」と極意を話してくれた

副賞の『CAT ミニホイールローダ901C2』の使い道を聞かれると「いまはまだ決めていませんが、お世話になっている埼玉のゴルフ場に使ってもらえれば」と話した

大会レコードで山下美夢有が2位

7打差13位タイで最終日をスタートした山下。1イーグル6バーディでまわり、大会コースレコードの「64」を出し、2位でフィニッシュ

＜CAT Ladies 2022・最終成績＞

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より