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「飛距離では誰にも負けない!」令和の飛距離モンスター・岩﨑亜久竜

女子ツアーは次から次へと若い世代が登場しているが、男子も負けず劣らず有望な若手がツアーを盛り上げている。なかでも注目なのが、若手No.1の飛ばしを自負する岩﨑亜久竜。国内開幕戦の東建ホームメイトカップで5位に入るなど、高いポテンシャルを秘めた選手だ。

PHOTO/Hiroaki Arihara、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa、Blue Sky Photos THANKS/カレドニアンGC

岩﨑亜久竜 いわさき・あぐり。1997年生まれ静岡県出身。8歳でゴルフを始める。タイガー・ウッズを見て育ち、海外志向も強い。181センチの長身を生かした圧倒的な飛距離が武器

若い世代が盛り上げる!

ポテンシャル抜群で飛距離モンスターの呼び声高い岩﨑亜久竜は、同世代の中ではもっとも飛ぶと自負している。

「飛距離は自分の武器なので、こだわりたい部分です。誰にも負けたくないです!」(岩﨑)

最近、岩﨑だけでなく女子に続けとばかりに多くの若手男子プロが台頭してきた。その要因を内藤雄士プロコーチに聞いた。

「タイガー・ウッズの存在が大きいです。彼らが生まれたのが97年とか98年。タイガーがマスターズで初優勝したのが97年で、そこからゴルフの認知度が一気に上がりました。『子どもにやらせるスポーツ』の中にゴルフという選択肢が出てきたんです。そのため、今までポテンシャルの高い子は野球かサッカーだったのが、ゴルフを選ぶ子も出てきた。その子たちが今、出てきたということ。この流れはこれからもっと加速するでしょう」

軽々300ヤード超えの超ド迫力スウィング

日課は8Iの片手打ち

岩﨑が毎日必ずやっている練習。「クラブと体の一体感を出すための練習です。動きを意識しながらやっています」

「アプローチはまだまだです」

「グリーン周りのアプローチはまだまだです。アプローチに費やす時間はかなり長い。時間がいくらあっても足りません」

まだまだいるぞ! 女子にも負けない若手男子

●1997年生まれ

岩﨑の同学年には昨年優勝した片岡尚之(左)をはじめ、シードの大岩龍一(中)や古川雄大(ゆうき)(右)もいる

●1998年生まれ

女子では黄金世代と呼ばれる世代だが、男子もこの年は豊作。金谷拓実をはじめ、初優勝を挙げた桂川有人も98年組
(上の写真は左から金谷拓実、小斉平優和、清水大成。左の写真は左が桂川有人、右が大西魁斗)

●1999年生まれ

左から、昨年から大活躍中・石坂友宏、河本結の弟・河本力、強豪東北福祉大卒・杉原大河

その下の世代にも有望選手が!

月刊ゴルフダイジェスト2022年7月号より