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「将来的には学校の授業で」ジャスティン・ローズが母国でゴルフアカデミー設立

元世界ランク1位のジャスティン・ローズ(イングランド)が、5月5日に母国でゴルフアカデミーを開校した。

リオ五輪金メダリストでもあるローズ。自身のゴルフだけでなく、母国のゴルフ界全体を見渡している(PHOTO/Blue Sky Photos)

ローズは1980年7月30日生まれ。17歳で出場した全英オープンでいきなり4位に入賞して話題を集め、その後、全米オープンを含めPGAツアーで10勝、DPワールドツアー(欧州ツアー)など世界で24勝を挙げ、18年には世界ランキング1位に輝いた、言わずと知れた実力者。無類の強さを誇った人気プロゴルファーも今年42歳になるが、このほど後進の指導育成を目的にゴルフアカデミーを開校すると発表した。

アカデミーは英国のゴルフ場予約・用具販売サイト「アメリカンゴルフ」によって運営され、PGAプロのコーチによって指導が行われる。教室はイギリスのエセックス州にあるフラッグシップゴルフキングダムレジャーパーク、チェシャー州のハイレッグパークゴルフクラブなど合計6カ所に設立される予定だ。

気になるレッスン内容については、「ゴルフの幅広い身体的および精神的健康上の利点を、子どもたちに紹介する専用プログラムを用意している」とし、最初の5年間で1万8000人の若者を参加させることを目指し、初年度には5000以上の無料レッスンを提供予定だという。

「若いゴルファーが増えるということは、ゴルフというスポーツの未来を守ることでもあり、私たちのできる重要な社会貢献だと考えています。このアカデミーは、より多くの人々がゴルフの社会的および健康上の利点の恩恵を受けることを可能にするだけでなく、未来のチャンピオンを生み出す原動力になるでしょう」とローズ。「将来的には全国の学校授業で体育のカリキュラムにゴルフが組み込まれるのが夢ですね」

初心者からプロまで、幅広い生徒を募集しているという当アカデミー。ここから次なる世界イチが生まれるかもしれない。

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より