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実は親日家? リディア・コーのスポンサーにゴルフパートナー

今年、日本の新興ブランド「プロトコンセプト」のクラブに切り替えて早々に優勝したリディア・コーが、今度は日本企業とスポンサー契約を締結した。

そのスポンサーとは、大手総合ゴルフショップチェーン「ゴルフパートナー」(ゼビオグループ)だ。さる10日、同社が正式に発表した。

コーは12年の豪州女子ツアーで史上最年少優勝(14歳10カ月)したのを皮切りに、同年の米国女子ツアーでも同じく史上最年少の15歳4カ月で優勝するなど、メジャー2勝を含む米国女子ツアー通算17勝。昨年の東京五輪のゴルフ競技でも銅メダルを獲得した実力者で、現在、世界ランキング3位。すでに4月のロッテ選手権からゴルフパートナー・ゼビオグループのロゴ入りキャディバッグ、ヘッドカバー、傘を使用中だ。

一方のゴルフパートナーは全国に400店舗以上の総合ゴルフショップをチェーン展開しており、またゼビオグループは大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」「ヴィクトリア」、ゴルフ用品専門店「ヴィクトリアゴルフ」「ゴルフパートナー」、アウトドア専門店「エルブレス」などを全国展開する巨大企業。

実はコー、昨年12月にPXGとの契約を終えたあと、「フラットな気持ちで自分に合うアイアンを探したい」と、100を超えるモデルをテスト。日本の3メーカーに絞ったのち、最終的には、当時まだ知名度も高くなかった「プロトコンセプト」を選択するに至った。過去何度も日本に来日し、ファンとの交流もしてきたというし、実は親日家なのかも?

ちなみにプロトコンセプトはゴルフパートナーの傘下メーカー。ということは、同ブランドがキューピッドとなり、コーとゴルフパートナーが結びついたのだろう。

東京五輪での素晴らしい振る舞いで話題を呼んだことは記憶に新しいが、さらに日本人のファンが増えそうだ。

アイアンは番手によって2タイプのキャビティモデルを使用している(#6=「C07フォージド」、#7〜9=「C05フォージド」)

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より