【初シード女子を直撃!】#2 金澤志奈「ショートアイアンなら左右1Yまで」精度アップで初優勝へ【誌面未掲載カットあり】
2020-21シーズン、念願の初シードを獲得した3人の女子プロを開幕前に直撃。このオフ、どんなことに取り組んだのか、そして今シーズンの目標は? 2人目は、プロ5年目にして初シードを獲得した金澤志奈。
PHOTO/Tadashi Anezaki THANKS/フェニックスゴルフアカデミー
金澤志奈
1995年7月29日生まれ。茨城県笠間市出身。身長164cm・A型。中央学院大学中退。2017年プロテスト合格。ゴルフ歴:8歳~
2020-21シーズン成績
●メルセデスランク/28位 ●賞金ランク/24位 ●最高位/21年伊藤園レディス2位タイ ●年間トップ10回数/9回 ●パーセーブ率/85.85%(19位) ●リカバリー率/64.77%(15位)
いかにチャンスを作れるかがカギ
2017年にプロテストに合格した金澤志奈は、翌年からツアーに参戦。安定したショット力で2シーズン(18年と19年)を戦ってきたが、シード選手としての出場は今季が初めてだ。
「昨季は自分にとってもいいシーズンになりました。その結果の初シードですからとても嬉しいです。後半戦は調子もよく、伊藤園レディスで自己最高の2位タイにも入れました。ただ、シーズンを振り返ってみると、最終日でスコアを伸ばせない試合がけっこうあったので、そこは課題だと思っています。
今オフは得意なショートゲームを強化することと、ショットの精度を上げることに取り組みました。実はパーオン率はそこそこいいのですが、チャンスにつかないんです。1つでも多くバーディチャンスを作りたい。それには1~2Yの幅でターゲットを狙える精度が不可欠なんです。これはドライバーでもアイアンでも同様です。
プロは距離の打ち分けはできるものです。左右のズレ幅をもっと少なくしていかないと、バーディチャンスは増やせませんから、ショートアイアンなら1Y以内には収めたいところですし、ドライバーでも1~2Yの幅に収めたいです。フェアウェイキープできれば、セカンドショットが正確に狙えますから。とにかく昨季よりもバーディチャンスを増やすことが大事だと思っています。そうすれば初優勝も見えてくるはずです!」
ドライバーでも左右1~2Yの精度を追求
ドライバーの精度も課題だという金澤はヨコのズレ幅をどう調整しているのか。「トラックマンなどの弾道計測器は使いません。自分の感覚と結果のすり合わせで判断しています」
誌面未掲載写真も公開!
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月15日号より
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