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女子版ライダーカップ「ソルハイムカップ」S・ルイスが米国チーム最年少キャプテンに

23年9月にスペインで開催される女子版ライダーカップ、「ソルハイムカップ」。ベテランがキャプテンを務めてきた大会で、米国チームは最年少キャプテンを擁立した。

選ばれたのは36歳のS・ルイス。90年にソルハイムカップがスタートして以来、アメリカ最年少キャプテンが誕生する。

「これから1年半、選手にとって最良の環境を整えたいと思います」と抱負を口にした元世界ランクナンバー1。これまで4回同大会に出場し、5勝10敗1分と戦績は振るわなかったが、直近の2大会でアシスタントキャプテンを務め、その経験が評価された。

歴代のキャプテンはJ・インクスターが発案した“ポッドシステム”を採用。12人のチームを3つのポッド(グループ)に分けて練習を行い、本番ではポッド内の選手がペアを組むシステムだが、ルイスは「それほど厳格ではなく、柔軟性を持たせたい」と言う。

11年以降、米国チームは2勝4敗と劣勢で、ここ2大会連続でヨーロッパに勝利を譲っている。LPGAツアーは相変わらずアジア勢の活躍が目立つが、ジェシカ&ネリーのコルダ姉妹やD・カン、L・トンプソンら米国勢も勢いがある。カップ奪還を目指すために、「必要なら私がプレーイングキャプテンになる可能性もある」と強気なルイスは、コースを離れれば3歳の娘チェズニーちゃんのママ。今後は妻、母親、プレーヤーに加え、キャプテンとして4足のわらじを履くことになる。

対する欧州チームは全盛期にナンバー1を争った40歳のS・ペターセンがキャプテンに就任した。氷の国ノルウェー出身だが、ハートは炎のように熱い。一方、脊柱側湾症を克服したルイスのメンタルは鋼。炎と鋼の対決やいかに?

アーカンソー大学ゴルフ部時代はキャプテンとしてチームを引っ張った経験あり(PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月8日号より