父タイガーよりもプレーンはキレイ!? チャーリー・ウッズ(12)の驚愕スウィング!
昨年末、PNC選手権でのタイガー・ウッズの復帰が大いに話題となったが、同時に注目を集めたのが、12歳になった愛息・チャーリーの成長ぶり。前回のタイガーに続き、今回はチャーリーのスウィングをプロコーチの横田英治に解説してもらった。
PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe
解説/横田英治
ツアー経験に基づく理論的アドバイスに定評があるプロコーチ。女子プロの岸部桃子を指導中
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12歳にしてすでに上半身の強さを感じる
すでにチャーリーのスウィングの虜になっているという横田英治プロ。
「YouTubeで何度もスウィング見ちゃいました(笑)。お父さんのタイガーのスウィングの良いところは、どこか常に危うさが伴っているところだったと思うんですよ。ちょっと曲がる要素があったりして。でも曲がったところからどんなことをしてくれるんだろうってワクワク感があった。でも、チャーリーのスウィングはそれがないですよね」
つまり曲がらないスウィングだと?
「プレーンもストレート、フェースも全部いまどきのスクエアだし、どのプロよりも、そしてお父さんのタイガーよりもプレーンはいいんじゃないかなと思います。クラブが動きたい部分、通りたいところを邪魔せずに振れているのは凄い。筋力が未発達ゆえというのはあると思いますが、このまま成長すれば間違いなくトッププレーヤーになると思います」
プレーンがズレない理由は?
「ハーフウェイダウンまでまったく腕を使っていないですよね。体の回転で胸の前までクラブを下ろしてきて、そこから自然とクラブが上がっていく。12歳とはいえトレーニングしていると思いますよ。切り返しで下半身が少しクテッとしていますが、頭や上体は傾いていません。頭の傾きはプレーンの傾きにつながるので、そこで倒れない強さがいいショットの秘訣になっていると思います」(横田)
シャットフェースにフックグリップ
今どきのクラブを使いこなす
タテの軸もヨコの軸もブレていないいい構えから、まったく腕を使わずにインパクトを迎えている。頭の傾きが少なく、上体の強さを感じる
余計な力が入らず
クラブの動きを邪魔しない
余計な力が入っていないので、いい位置にクラブが下りている(3コマ目)。「前傾が深くなって頭がグッと下がる。一番教えにくいところができていますよね」(横田)
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より
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