【TOTOジャパンクラシック】古江彩佳が逃げ切りV! 賞金1位・稲見との差は400万円に
<TOTOジャパンクラシック/瀬田GC 北C(滋賀)/6616Y・パー72/11月4日~7日>
滋賀県の瀬田GC北Cで行われたTOTOジャパンクラシック。賞金ランク1位と2位の直接対決は、2位の古江彩佳に軍配が上がった。
PHOTO/Shinji Osawa
TOTOジャパンクラシック前までの2人の獲得賞金は、トップの稲見萌寧が2億1448万円。2位の古江彩佳が1億9759万円。
今大会、3日目を終えた時点で13アンダーの古江が首位、11アンダーで上田桃子と並び、稲見が2位タイにつけた。その結果、最終日は最終組で賞金トップ2の直接対決が実現。フロントナインを1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせない稲見に対して、古江は2番と6番でバーディを取り、15アンダーまでスコアを伸ばす。
バックナインのスタート10番で稲見がバーディを奪い3打差に。16番のパー5はともにバーディ。安定感抜群のフェードで逆転を狙う稲見だったが、その上を行く安定したドローボールで確実にフェアウェイとグリーンをとらえ続ける古江。最終パー5も1打目フェアウェイ、2打目フェアウェイ、3打目の125ヤードもピン手前に乗せて2パットのパーで逃げ切り優勝。
「3打差あっても安心できなかった。でも、自分にプレッシャーをかけないよう笑顔を心がけていました。あと数試合、賞金女王を考えすぎずプレーしたいです」(古江)
これで古江の獲得賞金は2億3059万円、稲見は2億3456万円とその差は縮まった。今年の女子ツアーはあと3試合、賞金女王争いが熾烈だ。
最終日、古江がパーオンを逃したのは2ホールのみ。ツアー屈指の安定したショットが強み。最後は稲見と健闘を称え合う
バーディが決まらない苦しい展開だったが、きっちり単独2位でフィニッシュした稲見。賞金約2000万円を積み上げた
渋野日向子は4日間72ホール中、56ホールでパーオンに成功。これは全78人中9位の数字。好調なショットは持続中、7位タイでホールアウト
<TOTOジャパンクラシック・最終成績>
優勝 | 古江彩佳 | -16 |
2位 | 稲見萌寧 | -13 |
3位 | 西郷 真央 | -9 |
4位T | 青木瀬令奈 | -8 |
4位T | 大里桃子 | -8 |
4位T | 上田桃子 | -8 |
7位T | 渋野日向子 | -7 |
7位T | 高橋彩華 | -7 |
7位T | 森田遥 | -7 |
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月23日号より
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