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【東海クラシック】チャン・キムがドラコンと本戦のダブル優勝。賞金ランクもトップに

<バンテリン東海クラシック/三好CC 西C(愛知)/7300Y・パー71/9月30日~10月3日>

愛知県三好CC西Cで行われたバンテリン東海クラシック。最終日2打差の首位でスタートしたチャン・キムが、池田勇太、大槻智春らの追い上げをかわし今季2勝目、通算6勝目を挙げ、賞金ランキングもトップに立った。

PHOTO/Hiroaki Arihara

飛ばし屋として知られるキム。14番(380Y・パー4)はドライバーを握りグリーン近くまで運んでバーディ。1打差となった17番、18番でも果敢にドライバーで攻めた。

「ドライバーをただ単に打って遠くに飛ばすのではなく、よい位置で止めてそこからセカンドを打っていくマネジメントに変えている」というキム。確かに、飛距離だけでなくフェアウェイキープ率も上がってきている。

キムは3日目終了後に2年ぶりに行われたドライビングコンテストでも連覇を達成。飛距離アップは世界的な選手たちの課題だが、飛距離を武器に、プラスの技や心を磨けることにこそ、飛ばし屋の強みはあるのかもしれない。

ドラコンでもチャン・キムがV!

試合は2打差、ドライビングコンテストは2Y差で優勝したC・キム。ピン「G425 MAX」のドライバーに替えて飛距離が伸びたという。パターはデシャンボーと同じカーボンシャフトに替えてフィーリングがよくなった

左から幡地隆寛(324Y・3位)、星野陸也(300Y・9位)、久常涼(319Y・4位)。試合ではそろって9位に終わったが、それぞれ果敢に攻めた。アベマTVツアーで3勝、目下賞金トップの19歳・久常涼は「自分の長所はドライバー。そこは生かすプレーをしないとゴルフ自体が生きてこない」。ホストプロとして今大会を迎えた星野陸也は「予選までは守る部分もあったので3日目・4日目は攻めの方向でいってパットもよくなりました」。レギュラーツアーのドライビングディスタンス(313.48Y)でトップの幡地隆寛は「こういうコースで安定した戦いができるには距離をコントロールするかさらに20~30Y伸ばすしかない」

<バンテリン東海クラシック・最終成績>

優勝チャン・キム-14
2位池田勇太-12
3位T大槻智春-12
3位T香妻陣一朗-12
5位T金谷拓実-9
5位TS・ビンセント-9
5位TT・ペク-9
5位T岩田寛-9

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月110月19日号より