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【東京五輪】まもなく開幕! ゴルフ男子。気になる選手をピックアップ!

PHOTO/Blue Sky Photos、Hiroshi Yatabe、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa

東京五輪ゴルフ競技は今週は男子が、来週は女子が埼玉県の霞ヶ関CCで行われる。テレビ観戦のお供に、まずは男子の注目選手をピックアップしてご紹介!

日本特有のコーライ芝に順応できるか

1929年に創立した霞ヶ関CCは「日本ジュニア」の決勝会場として1971年から約50年にわたりコースを提供してきており、日本勢には馴染みがある。この地の利を生かせるか?

霞ヶ関CCは1957年にカナダカップを開催し、日本にゴルフブームを巻き起こしただけでなく、これまでに日本オープンを4回、日本女子オープンも開催した実績を持つ。2010年には第2回アジアアマチュア選手権を開催し、松山英樹が優勝している。

今年マスターズを制した松山だが、初めてのマスターズ出場権は、ここで開催されたアジアアマの勝利で得た。ゆかりのあるコースで今度は金メダルを目指す

赤星四郎と藤田欽哉が造り、チャールズ・アリソンの提言で改造された東コースは、五輪会場に決まると、16年にトム&ローガン・ファジオ親子により、コース改造が実施された。トムは姉妹誌「Choice」のインタビューで「フェアウェイのうねり(高低差)、ハザードの配置などでリスク、リワード―-危険をおかす挑戦に成功すると大きな報酬が得られる―-を実現するレイアウトにすれば、いちだんとレベルアップしたコースになる」と判断し、改造を実施したと答えている。

フェアウェイは暑さに強い日本特有のヒメコーライ芝。さらに夏のコーライ芝のラフはティフトンやベントにはない、独特のフライヤーがあり、海外選手は芝種の違いに手を焼くはずだ。

霞ヶ関CCのコーライを経験した2選手

日本にゆかりのある2人

「MIURA」のアイアンを使用

メキシコ代表
エイブラハム・アンサー

ナイキがクラブから撤退し契約フリーとなったA・アンサーが選んだのはミウラのアイアン。米国で三浦技研を展開するMIURA GOLFと契約し、ブランドアンバサダーも務める

霞ヶ関でのカナダカップを戦ったG・プレーヤーの秘蔵っ子

南アフリカ代表
ガリック・ヒーゴ

五輪と同じ東Cで開催されたカナダカップには若き日のゲーリー・プレーヤーも出場。そのプレーヤーに育てられたG・ヒーゴは、ときどきコースマネジメントを相談する間柄だという。霞ヶ関攻略の話もしている!?

全英を欠場して東京五輪にかける2人

南ア出身なのにスロバキア代表?

スロバキア代表
ローリー・サバティーニ

生まれ育った南アフリカではなく、スロバキア代表として参戦するR・サバティーニ。スロバキア人の妻の従弟がゴルフ協会の幹部ということから国籍を取得していた

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月10日号より

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