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短パンにサングラスはOKだけど、裾出しはNG? 全英でのミケルソンの服装が物議

全英オープン前の月曜日、練習ラウンドを行うP・ミケルソンの服装がネット上で大いに物議を醸すことに……。

その発端となったのは、米誌「ゴルフダイジェスト」のジョエル・ビール記者のツイート。「ミケルソンの短パン、(ポロシャツの)裾出し、そしてサングラス姿は、少なくとも3人のR&Aメンバーを“心肺停止”にさせた」

しかし、そこにシェアされたフィルの姿は米ツアーでは見慣れたもの。そのため、200以上のリプライの多くはフィルを応援、支持する内容だった。ただし、シャツの裾出しについては「エチケットに反する」という意見も見られる。

実は、同ツイートにはフィル自身もリプライ。

「3つのうち2つは大丈夫だけど、残る1つ(の是非)はこれからだ」と明かしている。そして、翌日以降はやはり短パン、サングラス姿だったが、ポロシャツの上に長袖のアウターを着用していた。R&Aメンバーが問題視したのは裾出しに間違いない。

さまざまな改革の進むR&Aとイギリスのゴルフ界だが、服装については意外にコンサバだ。昨年、ウェントワースGCで行われた欧州ツアー競技の「BMW PGA選手権」では、優勝したT・ハットンが4日間、フード付きのウェアでプレーすると、地元の保守的なゴルファーたちの間から「ドレスコードに反している」と非難の声が上がり、ついには世界的な話題に。

では、シャツの裾出しは?

これには日本でも「マナー違反」とするクラブは多いが、今回の舞台=ロイヤルセントジョージズは超保守的なクラブで、「11時以降、クラブハウス内はジャケット&タイを着用。コース上の短パンは認められるが、必ずひざ丈のソックスを着用」といったドレスコードがあるという。

それだけに過敏に反応するR&Aメンバーがいたのかもしれない。

こちらが問題となったミケルソンのファッション(Photo by Christopher Lee/Getty Images)

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月3日号より