【全米女子オープン】笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフを制しメジャー初優勝
<全米女子オープン/オリンピックCレイクC(カリフォルニア州)/6457ヤード・パー71/6月3日~6日)>
オリンピックCレイクCで行われた米女子メジャー第2戦「全米女子オープン」で、19歳の笹生優花が、畑岡奈紗との日本人同士のプレーオフを制し優勝。日本人として初めて全米女子オープンを制した。
日本勢の快進撃が止まらない。
首位のレクシー・トンプソンと1打差の単独2位から出た笹生優花。2番、3番と連続ダブルボギーを叩き、優勝戦線から離脱したかと思われたが、決してあきらめることなく粘り強いプレーでチャンスを待ち、16番、17番の連続バーディで通算4アンダー。
一方のレクシー・トンプソンは後半5つスコアを落とし、笹生に逆転を許す。
代わりに最終日スコアを伸ばしたのが、畑岡奈紗。通算1アンダー、首位と6打差からのスタートも「まだチャンスはある」と語っていた畑岡。上位陣が軒並みスコアを崩すなか、難コースで6つのバーディを奪い、首位に浮上。笹生と並び、勝負はプレーオフにもつれこんだ。
プレーオフは2ホール目までともにパー。3ホール目で笹生がバーディを奪い、日本人対決を制した。
19歳351日での優勝は全米女子オープンの大会最年少記録。フィリピンと日本の二重国籍を有する笹生、日本人として3人目の海外メジャー制覇を果たした。
あと一歩のところで優勝を逃した畑岡だが、今年に入り予選落ち3回とスランプに苦しんでいたなかでのメジャーでの優勝争い。悔しさはあるものの「収穫もある」と前を向く。
女子の最高峰の舞台で、日本人がワンツーフィニッシュ。日本ゴルフの歴史がまたひとつ塗り替えられた。
<全米女子オープン 最終成績>
1位 笹生優花 -4
——–プレーオフ———————–
2位 畑岡奈紗 -4
3位 L・トンプソン -3
4位 M・カン -2
5位 フォン・シャンシャン -2
6位 A・イン E
41位 上原彩子 +11