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【日本ドラコン選手権】エキシビションは元サッカー城彰二がアゲンストのなか275Yで優勝

<ジア・メディカルCUP 2021 日本ドラコン選手権/東名CC(静岡)/5月28日~29日>
PHOTO/Yasuo Masuda

ドラコンの日本一を決める「ジア・メディカルCUP 2021日本ドラコン選手権」の決勝大会が5月28・29日に東名CCで行われた。

2日目のエキシビションマッチに、元バレーボール選手の山本隆弘さん、元プロサッカー選手の岡野雅行さん、城彰二さんが登場。

エキシビションとはいえ、2分30秒間に6球を打って最長飛距離を競い、賞金も出るという本戦と同じレギュレーション。スタート前には「さっきレッスンを受けたので大丈夫」(山本)、「思い切って振るだけ!」(岡野)、「蹴ったほうが飛ぶので蹴ろうかな(笑)」(城)と、各界のレジェンドらしいさすがのコメント力で会場を沸かせていた。

競技がスタートすると、やはり緊張からか3人ともなかなか普段どおりのスウィングができず、測定ゾーン内に球が収まらない。そんななか、意地をみせたのが城さん。最後の1球はアゲンストを切り裂く強弾道で、打球は綺麗に測定ゾーンに着弾。ゴールを決めたときのような大きなガッツポーズも飛び出した。

最終結果は、山本さんが210Y、岡野さんが238Y、そして城さんが275Yで、城さんが優勝。本戦に参加しており、急遽MCを務めたタレントのユージさんから「集中力がスゴイ。エキシビションではなく本戦に参加してください」と勧誘されるも、「サッカーのほうが伸び伸びできるので、僕は出ません(笑)」と笑いを誘っていた。

岡野さんと城さんはドラコン大会は初めての参加。岡野さんは「初速がぜんぜん違う。女子にも勝てなくて少し情けなくなった」と意気消沈気味

(左)山本隆弘さん:78年生まれ。03年W杯でベストスコアラーとMVPに輝いた。引退後はバレーの解説や普及活動、メディア出演等で活躍中
(中)岡野雅行さん:72年生まれ。フランスW杯最終予選「ジョホールバルの歓喜」の立役者。経営者としてゴルフコンペに多数参加
(右)城彰二さん:75 年生まれ。J通算112 得点の日本を代表するストライカー。父はクラチャン経験者で自身は初ラウンドで95

オープン部門優勝は
382Yを叩き出した豊田竜宏

ヘッドスピード70m/s超えでドラコン界では一目置かれるも、いままで2位や3位どまりだった豊田が悲願の初優勝。382Yは東名CCのレコード

女子の部はツアーでも活躍する
高島早百合が優勝

現役の女子プロゴルファーで、ドラコン大会に積極的に参加している高島が273Yで優勝。この日の準決勝では296Yを記録。これまで出場した大会ではすべて優勝を勝ち取っている

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月15日号より