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【小祝さくら ゴルフときどきタン塩】Vol.96 寝言で「サンキュー」これも体調管理の賜物……かな

国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも、プロ2年目の2019年以降着実に優勝を重ね、すでにツアー通算10勝以上を誇る実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。

撮影/大澤進二 イラスト/オギリマサホ

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小祝さくらは、自分の体調をしっかり管理している。左手首をケガして、より意識は高まった。

「今もサポーターを着けて気にかけながらプレーをしていますけど、痛みは出ていません。もちろん完全に痛みゼロに戻った感じではないんですけど……でも左手以外にも何だかいろいろなところでしょっちゅう、『ここが痛いかな』なんて違和感が出てきてるんです」

こういう話の最後につい「もう年だから……」と口にしたりもする小祝さくらである。

だからこそ、体調管理、健康管理は怠らないようにしている。

夏の暑い時期は、ゴルフ場にある水風呂に入って帰ったり、ホテルで水風呂に浸かったりしていた。

「そういえば、全米女子オープンのときにアイシングする機械が置いてあったんです。それをやると疲労が取れると言われて、試しにちょっとやってみました。(岩井)明愛ちゃんには『私は1~2分やりますけど、最初はきついと思うので短くてもいいと思いますよ』と言われて。やってみると10秒も我慢できずリタイアしました。氷風呂みたいで信じられないぐらい冷たくて、『よくこれに1分以上も入れるな』というレベル。でも、日本の女子ツアーの会場にも置いたらいいと思います。全米女子オープンなどの会場にはそういう設備がいろいろとあるんです。マッサージはもちろん、ネイルやヘアカットもできたりする。やっぱりメジャー大会はすごいです」



話が脱線してきたので、健康管理について改めて質問しようとすると、「あ、私、話したいことがあったんです。全米帰りの面白い話」と嬉しそうに話し始めるさくら。

「今シーズン、“睡眠アプリ”をいつも使っています。何時間寝たかなどを全部記録してくれるんですけど、音をキャッチする機能もあって。それに全米女子オープンから帰って次の日ぐらいかな、寝言が録音されていたんですよ。『何だ?』と思って録音を聞いたら、自分の声で『お腹痛~い』から始まって、何だかブツブツ言って、最後に『サンキュー』ってしゃべっていました(笑)。夢を見たのかどうかまったく覚えてないんですけどね。海外かぶれっぽい。フフフ」

実際に聞かせてもらうと、さくらの声がバッチリ録音されていた。自分の寝言をネタにして皆を笑わせようとするサービス精神である。

「今までで唯一の寝言です」と自信満々のさくら。

また話が脱線したが、このアプリで自分の睡眠を管理しているのは間違いない。

「寝たら自動で測り始めて、起きたときに自分で止めるんですけど、その日どれくらい寝たか、平均睡眠時間などのデータが全部出ます。ノンレム睡眠の時間などは出ないです。無料のアプリだから。でも一応、睡眠時間などはしっかり知りたかったので使っています」

おかげで睡眠時間は平均7時間しっかり取れているという。寝言の話で埋まってしまったので、健康・体調管理の話は次回に続く。

“鉄人さくら”は今シーズン、ちょっぴりお休みも入れながらツアー参戦している。出る試合は全力で戦うため、体調とのバランスも取っているのだ。「もう年だから……でも引き続き頑張りますよ~」


こいわい・さくら。1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、17年のプロテストで合格。19年初優勝、20-21年は5勝を挙げ最後まで賞金女王を争う。22年2勝、23年1勝、24年2勝、25年も1勝を挙げ、ツアー通算12勝。「私の寝言、皆さんに聞かせられなくて残念です。フフフ」

週刊ゴルフダイジェスト2026年9月29日・10月6日合併号より