【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.8 「ひさびさに日本のシニアツアーに参戦! コースもギャラリーも最高でした」

PHOTO/BKコーポレーション

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- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ6戦目を終え、2週間オープンウィークとなったので帰国しました。週の前半は法事のため、福岡の実家で過ごしました。その後、……
PGAツアーチャンピオンズが2週間の休みとなり、日本に帰国。今回の一番の目的だった国内シニアツアー「ノジマチャンピオンカップ」に出場しました。サポートしていただいているノジマさんの大会に出られて本当によかったです。2日間競技で結果は9位タイ。初日は2アンダーの6位タイとまずまずでしたが、最終日はボロボロでスコアを伸ばせず1オーバー。ただ上がり4ホールで3バーディです。18番はバーディ締めでガッツポーズも披露しました。日本のシニアはギャラリーと一緒に楽しむのがスタイルですからね。楽しんでもらえたなら最高です。
ボクは会場となった箱根CCが大好きなんです。コースレイアウトが素晴らしく、雰囲気がいいです。箱根というと山を思い浮かべるかもしれませんが、アップダウンはそれほどありません。富士箱根伊豆国立公園の中にコースがあるので自然が豊かで、湧き水が出ていたり、野生動物もたくさんいます。この空気感が非常に気持ちいいです。
初日には師匠・芹澤(信雄)さんも駆け付けてくれて、自分のスウィングを見てもらいました。すぐに結果が出るものではないですけど、いま自分がどうなっているのか? 頭の中で整理できました。ボクがスウィングについて聞くのは師匠だけです。師匠の言葉が何かのきっかけになることは多いですし、いつも助けてもらっています。
日本のシニアツアーは久しぶりでしたが、みんなに声をかけてもらえて、すごく楽しかったです。家族も応援に来てくれましたし、親から離れていく年齢になった子供たちも見に来てくれました。ボクの応援団の半分は、ほぼ身内だったかもしれません。地元・静岡から大型バスで来たのかな!?
今季の国内シニアツアーは、スケジュール的にこの試合が最後かもしれません。これからはPGAツアーチャンピオンズを目いっぱい楽しみます!

今回の試合は7Wだけでなく9Wも入れました
4/17~18ノジマチャンピオンカップ(箱根CC)
最終日はヨコシン(横田真一)と一緒でした。ボクがダメだったので途中からヨコシンの応援に回りました。赤星四郎設計の箱根CCはコースの造り方が素晴らしく、とてもいいコースです


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年5月13日・20日合併号より