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「ウケ狙い」のはずが……元NY市長の発言にミッシェル・ウィが猛抗議

ミッシェル・ウィが元ニューヨーク市長、ルドルフ・ジュリアーニ氏(76)の発言に激怒している。

ことの発端はジュリアーニ氏のポッドキャスト(インターネット配信)での発言。ラジオトークショーのホストで米右派の代表ラッシュ・リンボー氏が他界したのを受け2月17日に追悼番組に出演し故人との思い出を語ったのだが、そこでウィが話題になった。

14年にアーニー・エルス主宰の自閉症児のためのチャリティプロアマでジュリアーニ氏、リンボー氏とウィが同組になった。するとそこには数多くのパパラッチの姿が。

「リンボーは『パパラッチがキミ(ジュリアーニ)を狙っている、迷惑』と機嫌を損ねた。でもじつは彼らが狙っていたのは僕じゃなくウィ。180cmの長身でモデル並みにゴージャスな彼女は腰を折り曲げる独特のスタイルでパットしていて、そのたびにパンティが丸見え。パパラッチはいっせいにシャッターを切ったよ。リンボーに言ったんだ。『彼らのお目当てはパンティだった』ってね。このジョーク、言っちゃって大丈夫だった?」

この発言にウィはツイッターで「完全に不適切」と猛反発。「この人が覚えておくべきことはその日私が64をマークして並み居る男子プロを打ち負かし、チームを優勝に導いたこと。笑顔で私のプレーを褒めながら、1日中パンティを観察していたと思ったら震えが止まりません」

当時、彼女はコーヒーカップテーブルといわれた上半身を地面と平行にして打つパッティングスタイルだったが「それで私は全米女子オープンにも勝ったの!」とウィ。このバトルにUSGAも参戦。「性差別はゴルフには存在しない」とウィを擁護した。

それにしてもニューヨーク市長として輝かしい実績を残しながら「このジョーク、言って大丈夫だった?」とは……。ウケ狙いのつもりだったのだろうが大炎上。ちなみにジュリアーニ氏はトランプ前大統領の顧問弁護士だ。

独特なパッティングスタイルで2014年の全米女子オープンを制したウィ(PHOTO/Shizuka Minami)

週刊ゴルフダイジェスト2021年3月16日号より