ルックスよし、実力も折り紙つき! 日大出身者から注目選手がぞくぞく

桂川有人を始め、出身プロがツアーで活躍している日本大学。まだまだ期待の若手はいると内藤雄士コーチは言う。
PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara


解説/内藤雄士
プロコーチ。丸山茂樹プロなどを教えてきたツアープロコーチ。その傍ら日大ゴルフ部のコーチを務める
その場の環境を生かす選手が成長する
男子ツアーは岩﨑亜久竜や桂川有人など若手の台頭が激しい。注目したいのは2人とも“日大卒”。そこで、日大ゴルフ部のコーチでもある内藤コーチに期待の若手を聞いてみた。
「いっぱいいますよ。特に今年卒業した前田(光史朗)くん、新村(駿)くん、古川(龍之介)くんの3人は顔も技術も整っていてツアーでの活躍が期待できますね。そのなかでも僕が推したいのは前田くん。僕のことを上手く使い(笑)、悩めば相談にくる。それを続けることでどんどん実力もついてきました。つまり、上手くなるために使えるものは使うということ。これは悪い意味ではなくツアーでも大事なことで、上手い選手と回ったり、何かを聞いたりすることで自分の成長にもつながる。これを続けられればツアーでも活躍できるはずです」
多くの世代の日大ゴルフ部を見てきた内藤コーチだが、とくに2000年~01年生まれは技術と精神面の両方を兼ね備えているという

注目選手1
前田光史朗

大学時代は大きなタイトルこそないが、プロテストを30位で通過し、QTも11位と今季のツアーへの出場権を獲得した
パーオン率抜群の遅咲きショットメーカー
「入学したての頃は芽が出ずに苦労した選手。しかし悩みがあるとすぐに相談。貪欲な姿勢が今になって実を結んできました。今では同じ学年でトップの実力です」(内藤・以下同)
注目選手2
新村駿

体の柔らかさと圧倒的な瞬発力で生み出す飛距離が魅力。今年はABEMAツアーが主戦場となる
極真日本チャンプならではの体使い
「空手で培った体の使い方で310ヤードという飛距離を生んでいます。飛距離はツアーでトップクラスです」
注目選手3
古川龍之介

昨年の下部ツアーで5位に入るなどプロの世界でも力を発揮。今年もABEMAツアーに出場する
狙ったピンは外さない
「細身で飛距離はそれほど出ないが、100ヤード以内の精度は抜群。獲物を逃さずピンを刺すショットが魅力」
月刊ゴルフダイジェスト2023年5月号より