【ゴルルとルール】3分過ぎてからボールが見つかった! そのままプレーを続行するのはダメですか?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/武蔵野GC
ゴルル会員番号48
渥美友里恵
ゴルル会員番号65
鈴木真央
鈴木のティーショットはフェアウェイへ。絶好の位置からのセカンドだったが……。
「うそー、そっちはダメ~」
大きく引っかけてしまい、ボールは左の林へ。
「このへんに入ったよね」(渥美)
「おかしいなぁ」(鈴木)
探してもボールは見つからず、捜索開始から3分が経過――。
「うぇーん、打ち直してきま~す」(鈴木)
「あ、こんなところに!」(渥美)
紛失球として鈴木が前打位置から打ち直そうとしたところ、渥美がボールを発見。
「よかった~、これを乗せれば3オンね」(鈴木)
「え? 待って!」(渥美)
「捜索時間の3分はもう過ぎてしまったから、そのボールは紛失球扱い。前打位置から4打目を打たなきゃダメよ」と指摘する渥美に対し、鈴木は「たしかに3分はオーバーしてますけど、ちょっとぐらいなら問題ないはず。今から戻ったらスロープレーになっちゃますし……」と主張。果たして正しいのは?
捜索から3分を過ぎたあとに球が見つかった。そのまま打つことは認められる?
A. 認められる
B. 認められない
正解は……
B「認められない」
プレーヤー、またはそのキャディが球を探し始めてから3分以内に見つけることができなかった場合、紛失となる。球が紛失となった場合、1打の罰を加え、直前のストロークを行ったところからプレーしなければならない(規則18.2)。3分が経過したあとに球が見つかった場合でも、その球は紛失球として扱われるため、罰なしでプレーを続行することは認められない。
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月22日号より
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