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【ゴルルとルール】ボールが斜面の窪みに入って止まっていた。コレって救済できるんだよね?

ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修/小山混
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/武蔵野GC

ゴルル会員番号47

満石奈々葉

ゴルル会員番号21

中里さや香

パー4のティーショット。中里のボールは右の林の方向へ。

「大丈夫かなー」(中里)

「斜面で落ちてきてくれるといいんですが…」(満石)

「ありました!」(満石)

「下まで落ちてこなかったか~」(中里)

「あ、穴に入っちゃってる!」(中里)

「だから止まっちゃったんですね」(満石)

「じゃあ、救済しま~す」(中里)

「え? え?」(満石)

「”地面に食い込んだ球”は罰なしで救済OK。新ルールではフェアウェイだけじゃなく、ラフでも救済できるようになったのよ」と主張する中里に対し、満石は「たしかに地面に埋まっていますが、地面はぬかるんでいませんし、これは明らかに転がって入っただけ。ボールが落下したときのピッチマークに埋まったわけではないので、救済はできませんよ」と指摘。果たして正しいのは?

ボールが転がって元々あった窪みに入った。罰なしの救済は受けられる?

A. 救済を受けられる
B. 救済を受けられない

正解は……


B「救済を受けられない」

球がジェネラルエリアに食い込んでいる場合、罰なしで救済が受けられる。ただし「球が地面に食い込んでいる状態」とは、そのプレーヤーの直前のストロークの結果作られた自らのピッチマークの中にあり、かつ球の一部が地表面以下にある状態を指す。今回のように、元々あった窪みにボールが入った場合は、罰なしの救済は認められない。また、誰かに踏まれて球が地面に押し込まれた場合や、球が空中に飛ぶことなくそのまま地面に食い込んだ場合、ドロップした球が地面に食い込んだ場合なども、罰なしの救済は認められない(規則16.3)。

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月18日号より

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