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【ゴルルとルール】バンカー内の“ 水たまり”にクラブが触れた。これって2ペナになるの?

ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修/小山混
PHOTO/Akira Kato

ゴルル会員番号21

中里さや香

ゴルル会員番号40

萩原菜乃花

雨中のラウンドとなったこの日。パー3のティーショットをグリーン手前のバンカーに入れてしまった中里がボールのところへ行ってみると――。

「すごいところに止まってるんだけど…」(中里)

「ひゃー! でもスタンスがかかるから救済できるんじゃないですか?」(萩原)

「救済しても難しいライになりそうだからこのまま打つわ」

救済せずそのまま打つ選択をした中里。

「あ、しまった!」

バックスウィングでクラブが水に触れてしまう。

「これって2ペナよね…」(中里)

「水についただけなら大丈夫では?」(萩原)

「バンカー内ではクラブで砂に触れるのはNGだけど、水に触れるのもやっぱりダメだよね」と心配する中里に対し、「砂に触れさえしなければ問題ないんじゃないですか?」と萩原。果たして正しいのは?

バックスウィング中にクラブがバンカー内の水たまりに触れた。どうなる?

A. 罰なし
B. 2罰打

正解は……

A「罰なし」

バンカー内の球に対してストロークを行う前に、球の直前・直後の砂にクラブで触れたり、練習スウィングやバックスウィング中にクラブが砂に触れると2罰打が科せられる(規則12.2b)。しかし、罰の対象となるのはあくまで「砂」。今回のように、バンカー内の水たまりにクラブが触れることに関しては規制はなく、ペナルティはない。またバンカー内の水たまりは「異常なコース状態」に該当するため、球が水たまりの中にある場合や、水たまりがスタンスやスウィング区域の障害となる場合は救済を受けることができ、同じバンカー内でピンに近づかない場所にドロップすることができる(規則16.1c)。

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月5日号より

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