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【本当にあったルールの話】Vol.35 乗用カートに球がひかれてしまった。こんなときどうする?

JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介!

ILLUST/Masaya Yasugahira

中﨑典子

中﨑典子

なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子

阿蘇紀子

あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある

2026年全米女子オープンは創立100周年のリビエラCCで開催されました。 その2ラウンド目、2番ホール左側にあるカート道の左ラフにプレーヤーのティーショットの球がありました。 ボランティアさんが球の近くに示し旗を刺していたにもかかわらず、1台の乗用カートがそのプレーヤーの球をひいて立ち去っていきました。

Q.乗用カートに球がひかれてしまった。こんなときどうする?


A.元のライに最も近く、ホールに近づかない1クラブレングス以内のラフにリプレース

球はラフの中で乗用カートの重みによって下に沈んで動かされ、ライは前方向へ芝が寝て荒らされてしまいました(定義:動いた)。 乗用カートは外的影響になるため、プレーヤーに罰はなく、その球を元のライに最も近く、最も似ていてホールに近づかない1クラブレングス以内のラフにリプレースしなくてはなりません。(規則14.2d(2))。

元のライが変えられたことはわかっているが、そのライの状態がわからない場合は、元のライを推定しなければなりません。 プレーヤーは、球を拾い上げ、拭いた後、踏まれてラフにくい込んでできた跡のすぐ横にリプレースしてプレーを続けました。

※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です

月刊ゴルフダイジェスト2026年9月号より