人気パターを徹底研究! 王者「スパイダー」と「タートル」は何が違う?
月刊ゴルフダイジェスト
ツアー会場で「これスパイダーの真似じゃない!?」と話題となっているオデッセイの「TRTL」。確かに見た目は“ほぼ”そっくりだが、“実際のところ”はどうなのか? 徹底的に検証した。
PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara


解説/大本研太郎プロ
おおもとけんたろう。「CPG恵比寿」にてレッスンを行い、多くのトッププロのコーチを務める
形状は似ていても
実は中身は別物
“似ている”と話題となっているテーラーメイドの「Spider TOUR X」とオデッセイの「TRTL」だが、大本研太郎プロは「一見、似ているように見えますが中身は全然違います」と話す。
では、何が違うのか?
「どちらも大慣性モーメントで安定感があるのは言うまでもないのですが、その中でもスパイダーはより“安定感”に、タートルは“操作性”に重きを置いています。それがわかるのがフェース幅とヘッド幅の対比。スパイダーは差が少なく、真四角の形に近いため、ヘッドを真っすぐ動かすイメージが湧きやすく、ミスに強くなっています。対してタートルはヘッド幅よりもフェース幅を狭くすることで、大慣性モーメントでありながらフェースが若干返しやすいので操作性が高くなります」
一見、似ていても実は違う両者。あなたはどっちが好みですか?

テーラーメイド Spider TOUR X TORCHED
スコッティ・シェフラーやローリー・マキロイなどのトップ選手が使用する高い安定性と寛容性を誇る人気のパター。Pure Rollインサートによる効率的な順回転も魅力だ

オデッセイ TRTL
スパイダーに対抗(?)して、亀をモチーフにした形状と4つのソールウェイトによる大慣性モーメントが特徴。AIフェースによってミスヒット時でも初速が落ちにくい
計測&試打分析
【テーラーメイド Spider TOUR X TORCHE】

「キャリーが出て順回転率が高い」
「ヘッド重量とフェース素材の効果でインパクト直後ややキャリーが出て、そこからすぐに順回転になります。順回転率が高く転がりがいいのでショートのミスが多い人に合います」
・打ち出し角/1.69度
【分析①】ヘッド後方が下がりやすい
「ヘッド後方に重量があり、ヘッド後方が落ちるように動くので、少しロフトがつきます」

【分析②】フェース幅とヘッド幅の差が少なく安定感あり
「差が小さいので、見た目が四角形に近く見える。つまり、真っすぐストロークしやすいんです」

【オデッセイ TRTL】

「初速が速く強い球が出る」
「ヘッド重量が前方にあることで打ち出しは低く、前に強い球が出ます。大慣性モーメントで、ヘッドは大きいですが、重心が浅いので動かしやすく、操作性が高いです」
・打ち出し角/1.18度
【分析①】浅重心でヘッドが前に進む
「ヘッドのフェース側に重みがあり、勝手にハンドファーストの形を作れます」

【分析②】打点がズレても初速が落ちない
「フェースの高さが高く、芯の下でとらえられるため球が強く、芝目に負ける心配がありません」

【選び方のポイント】
自分の求める操作感を選ぼう

同じヘッド形状でもネック形状が多くラインナップしている。形状によって操作性の高さが変わるので自分のイメージに合うものを選ぼう。
※月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号より


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