ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／JLPGA競技委員・阿蘇紀子、中﨑典子
PHOTO／Tadashi Anezaki　THANKS／武蔵野GC

ティーショットを右に曲げてしまった鈴木。ボールは崖の下の斜面で止まっていた。

「ボールを打つときに目標となる物を置くのはNG。置いた時点で2罰打よ」と指摘する渥美に対し、鈴木は「たしかに置くのはマズイかもしれませんが、打つ前に取り除けば罰はないですよね」と主張。果たして正しいのは?

打つ方向が分かるように飛球線上に目印を置いた。どうなる?

A. 罰なし
B. 2罰打
C. 2罰打だが打つ前に取り除けば罰はない

正解は……

B「2罰打」

プレーヤーは、目標を定める援助とするため、またはストロークのためのスタンスを取る際の援助とするために物を置いてはならない。この規則に違反した場合、2罰打となり、たとえストロークを行う前にその物を取り除いたとしても、罰を免れることはできない（規則10.2b(3)）。今回のケースも、目標となる地点にタオルを置いたため、その時点で2罰打となる。

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号より一部改

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