ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／JLPGA競技委員・阿蘇紀子、中﨑典子
PHOTO／Takanori Miki　THANKS／武蔵野GC

パー4の第3打。2人とも見事なアプローチでピンそばにピタリ。

「ボールを打つときに周囲から援助や保護を受けるのはNG。傘を差すのも、日差しからの保護にあたるから、差したまま打つことは認められないわ」と指摘する渥美に対し、鈴木は「たしかにキャディさんとか他のプレーヤーから援助を受けた状態で打つのはダメだけど、自分で傘を差したまま打つのは問題ないのでは?」と主張。果たして正しいのは?

日差しを避けるため、傘を差したままストロークするのは認められる?

A. 認められる
B. 認められない

正解は……

A「認められる」

プレーヤーは、自分のキャディや他の人から物理的な援助を受けている間はストロークを行ってはならない。また、日差し、雨、風、その他の気象状況から保護を受けるために、キャディや他の人・物を故意に位置させてストロークを行うことも禁止されている（違反は2罰打）。ただし、プレーヤーがストロークを行っている間に、気象状況に対して自分自身を保護するために行動することは禁止されていない（規則10.2b(5)）。今回のケースも、日差しから保護を受けるために自分で傘を差しているため、そのまま打っても問題ない。

週刊ゴルフダイジェスト2023年11月7日号より一部改

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