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朝イチのティーショットが苦手! なぜ緊張してしまうのか? 原因は「不安」「誤解」「視線」の3つ

長くゴルフをしていても、朝イチのティーショットはどうしても緊張してしまうもの。コンペで後続組が見ていようものならなおさらだ。朝イチの緊張を克服し、絶好のスタートを切るための心の持ち方について、メンタルに詳しいプロに聞いてみた。

PHOTO/Yasuo Masuda

解説/二見悠嗣

上智大学で心理学を学び、卒業後の23歳からゴルフを始めて脱サラしPGAティーチングプロ資格を取得した異色プロ。メンタル面を重視したコーチングを得意とする

朝イチを難しくしているのは自分?

アマチュアの莫大な数のスコアカードを集計したデータによると、一番スコアが悪いのは1番ホールで、18番、9番、10番と続く。つまり、アマチュアは出だしと上がりのホールで叩いていると言えるのだが、なかでもスタートホールが一番悪いので、朝イチのティーショットを苦手としているゴルファーが多いのはデータ上でも間違いないようだ。

「これは初心者だけに限ったことではなく、ゴルフ歴の長いベテランゴルファーにも当てはまることだと思います」というのは、大学で心理学を専攻していたという二見悠嗣プロだ。

確かに毎日のように頻繁にラウンドを重ねている人を除けば、多くのゴルファーがスタートホールで緊張感を覚えるだろう。

「まずはその緊張感の原因から考えてみましょう」と二見プロ。最初に思い浮かぶのは「不安」だ。ちゃんと当たるだろうか、チョロしたらどうしよう、OBを打ったらどうしよう……そうした不安が緊張感を生むのだ。

「そうした不安があるのであれば、不安を取り除くために、しっかり準備をすることが大事です。ラウンド前に準備運動をして体を温め、練習場でその日の自分のショットの傾向をつかんでおく。しっかり準備をすることで不安を解消することができれば、緊張感を薄めることができるはずです」

だが朝イチショットの原因は不安だけではない。後続の組の視線も緊張感を高める原因だ。コンペなどになると、多くの人があなたのショットを見つめていることだろう。

「これは朝イチ特有の状況ですね。でも他人がどう評価するかは、自分ではコントロールできません。自分ではどうすることもできないことに心を割くのは無駄だと割り切ってしまうことも大切です。さらに言えば、アマチュアのみなさんは朝イチのティーショットを過剰評価しています。朝イチのショットはその日の最初の一打というだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。72で回る人であってもスコア全体の72分の1、90で回る人であれば90分の1でしかない。特別な価値はないんです。割合で考えれば1パーセント強。たとえ失敗したとしても大したことはない。いくらでも取り返せる。そう考えれば、もっと気楽に打てるようになりますよ」

朝イチに緊張する理由は3つ

●不安
>>しっかり準備することで不安を取り除こう!
朝イチに緊張する理由のひとつは「不安」だ。上手く打てるかなと思うと体が動かなくなる。これに対処するには、朝の練習や事前のホール確認など準備をしっかりすることが大切だ

●誤解
>>朝イチに特別な価値はない。1/90と割り切ろう!

朝イチのショットは、スコア上は単なる一打に過ぎないのだが、特別な一打と誤解しているゴルファーは多い。72で回ったとしても1/72、90で回る人も1/90でしかなく特別な価値はない

●視線
>>他人の評価基準はコントロールできない!
朝イチのティーイングエリアには後続の組のゴルファーもいて、ほかのホールよりも視線を感じてしまう。これが緊張感を高めるが、他人の評価はコントロールできないと割り切ろう

>>では、朝イチの緊張を取り除くにはどうすればいい?

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より