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練習器具いらず! “5打縮まる”自宅でできる簡単パット練習法7選

1日5分でいいからパッティング練習をしてほしい、と説く武田登行プロ。でもどんな練習をしたらいいかわからないというアマチュアのために、自宅で簡単にできるパット練習法を教えてもらった。

PHOTO/Shinji Osawa THANKS/松原ゴルフガーデン

解説/武田登行

豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研究家。松原ゴルフアカデミーのヘッドプロ

>>プロとアマ、最大の差は「パットの練習量」にあり

特別な練習器具は必要ない

今回、武田プロが紹介してくれた自宅でできるパットドリルは7種類。

「パターマットで単純に繰り返し打つだけでは飽きてしまいますが、自宅にあるモノを活用することで楽しみながら続けることができると思います。またオススメなのが片手でストロークするドリル。最初は上手く打てないかもしれませんが、自分の欠点が明確になりますし、体のブレが抑えられ、手打ちの防止、リズムがよくなるなど、効果が大きいドリルなので、ぜひ試してもらいたいです」

方向性を磨く2つのドリル

カップの代わりに「マグカップ」を狙う

真ん中に当たらないと真っすぐ跳ね返らない!

マグカップをカップに見立ててボールを打つ。真ん中に当たらなければ左右にボールが弾かれてしまうので、方向性を磨くにはもってこいのドリルだ。

カップの縁を狙って打つ

本番でカップが大きく感じる
パターマットなどを使用して練習するときに、あえて右カップ内側や左カップ内側を狙って打つ。この練習をしておくと、コースではカップが大きく感じる。


ストロークを安定させる3つのドリル

ボールの手前にコインを置いて打つ

入射角が安定する

ボールの手前にコインを2枚くらい置いて打つ。入射角がレベルに近くなり、自然に安定してくる。

テニスボールを打つ

自然に“運ぶ”意識が芽生える

テニスボールは大きいので赤道を意識しやすい。またヒットするよりも転がして”運ぶ”意識が出るのでストロークが丁寧になる。

片手打ち

ストロークのクセが浮き彫りに。リズムもよくなる

片手でパットすると、アウトに引いたり、フェースが開いたりという自分のクセがすぐわかる。また上体が流れず軸が安定し、リズムも自然にゆったりになる。まずは右手から始めよう。最初は上手く打てないかもしれないが続ければ上達を実感できる。

苦手を解消するドリル

テークバックしないで打つ

インパクトで緩まずにフォローでヘッドが出る
ショートパットが苦手な人は不必要にテークバックが大きく、その結果インパクトが緩んでヘッドが出ない人が多い。テークバックをしないで打てば緩むことなくヘッドが出る。

壁に当てないように打つ

距離感が磨かれる

ロングパットの距離感を磨くにはカップに入れる練習よりも“止める”練習が最適。壁に向かって当たらないギリギリで止める練習をすることで、繊細な距離感を身につけよう。

“締め”の練習でプレッシャーに強くなる

最後にもうひとつ、日々のパット練習の締めとしてぜひ取り入れてほしいという練習法を紹介してくれた。

「これは多くのプロがやっていることですが、練習の最後に『10球続けて入れるまで終われないドリル』です。プロはもっと数が多いですが、これは続けて入れるというストロークの反復練習の効果とともに、8球目、9球目になるとプレッシャーがかかってくるので、そのドキドキに対応するメンタルトレーニングとしても有効です。勝負が懸かったときのパットやバーディパットなどではいつも以上にメンタルが重要になってくる。プレッシャーがあるときでも、普段通りにストロークするための練習として取り組みましょう」

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より