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【いつでも80台で回りたい!】#5 残り150Y=7番とは限らない。「番手を選ぶときは“4つの距離”をチェック!」

いつでも80台で回るための秘訣、最後はセカンドでの番手選びについて。単純にピンまでの距離で選べばいいと考えがちだが、思わぬ大ケガを防ぐには、それだけでは不十分だという。

PHOTO/Takanori Miki THANKS/ニューキャピタルGC【PGM】

●CONTENTS●
#1 攻め方よりも“逃げ方”を学ぼう
#2 マネジメントの肝は“コースを俯瞰”
#3 ミスしたら「ボギーモード」に切り替える
#4 “低い球”を覚えるとスコアがまとまる
#5 セカンドショットの番手選びの注意点

150Y=7番と決めつけていませんか?

春日井修さん(76歳・HC+2)

かすがいおさむ。年を重ねるにつれてより頭を使ったゴルフスタイルに。数々のタイトルを獲得している

カートについているGPSナビ。これをもっと活用することでよりスコアアップにつながると春日井修さん(76歳・HC+2)は言う。

「GPSナビは、ピンまでの距離だけでなく、グリーンエッジや奥、そしてハザードまで出ます。にもかかわらず、多くの人はピンまでしか見ていない。それでは私は怖くて打てません(笑)。例えば、ピンまで150ヤードという状況。150ヤードでもグリーン幅は約30ヤードあり、それを知っていればその分広くグリーンを使えるわけです。さらに、池などのハザードがどこにあるか? このような情報が入ると『150ヤード=7I』という安易な考えはなくなるはず。番手の選択肢が増えることで、グリーンを広く使える安心感が出て、気持ちにも余裕が出てきます」


「グリーンを狙うときは最低4つの距離を測ります」
(1)ピンまで (2)グリーンエッジまで (3)グリーン奥まで (4)ハザードまで

ピンまでの距離だけ測ると、番手の選択肢は1本だけになりがち。対してグリーン全体の距離を把握しておけば、グリーンの奥行のぶんだけ、番手の選択肢が増えることになる

仮想の“サブグリーン”を作ろう!

(1)ダボの危険があるハザードをNGゾーンに設定
(2)NGゾーン側のグリーンを消す
(3)NGゾーンの反対サイドに仮想グリーンを設定

距離を把握したら、次はスコアを落とす原因となる「NGゾーン」を設定(OBや池、難しいバンカーなど)。そしてグリーンを2分割し、NGゾーンに近いサイドを無視。OKゾーンを含むサイドに仮想の“サブグリーン”を作り、そこを狙っていく。バンカーでも、ピンが近くなければ難度は高くないのでOKゾーンとする

狙うべき仮想グリーンが決まったら
状況を加味して番手を決める

風の影響を考慮

番手を選ぶ際には距離に加えて、風の計算も必須。特に打ち下ろしの場合は、風の影響を受けやすいので、思った番手よりもさらに1番手替えてもいい

ライの見極め

フェアウェイは距離にバラつきが出にくいが、ラフは深さによって距離に大きな差が出る。素振りでヘッドの抜け具合を確かめるなどして、どの程度影響が出そうかを推定しよう

月刊ゴルフダイジェスト2022年10月号より