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【通勤GD】迷ったとき、ユハラに帰れ! Vol.36 上達の条件“ゴルフの理解度” 湯原信光 ゴルフダイジェストWEB

GDライブラリ
2020.02.20

レッスンを受けてもなかなか上達しない人、足りないことは何だろう? それは“ゴルフの理解度”だと湯原信光は考える。「アドバイスの意味をしっかりとらえられないと、いつまでも同じことの繰り返しで上達しません」。理解度を深めるには、何をすべきか?

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【湯原信光プロ】
ツアー7勝、シニアツアー1勝の日本を代表するショットメーカー。とくにアイアンショットの切れ味は、右に出るものはないと言われた。現在は東京国際大学ゴルフ部の監督も務め、後進の指導にも力を注いでいる。

前回のお話し

アドバイスの真意を
理解することが大事

GD 以前、レッスンを受けたら、その習ったことを自分のなかで咀噌して塗り替えなければならない、と話していましたね。

湯原 上達するには、インストラクターに“いわれたとおりやればいい”のではなく、“いわれたことの意味を理解してやる”ことが必要です。何のためにするのかわからなければ、「その目的は何ですか」と聞くべきです。

GD たとえば、インストラクターが「テークバックの最初は30㌢真っすぐ後ろへ引きましょう」といったら、その目的を質問するということですね。

湯原 きちんとしたインストラクターだったら、「あなたは、どうもテークバックをインサイドに引きすぎる。だから、真っすぐ後ろに30㌢引くぐらいの感じでちょうどいいんですよ」というような答えが返ってくるはずです。

GD 質問しないと、「30㌢真っすぐ」しか頭に残らず、「テークバックとはこういうものだ」と誤解する恐れがありますね。

湯原 日本のゴルフレッスンは、カルチャースクール的な雰囲気があって、講師の話を鵜呑みしてしまう傾向があるようです。たとえば、私がアドバイスを求める淵脇常弘コーチが一般ゴルファーをレッスンするのを見ていたときのこと。

湯原 教わっている女性が「こんなこと初めて教わった」と言うんですが、じつは淵脇プロは、その以前から彼女に同じことを教えているんです。ただ、その表現の仕方が違っていたため、その女性は「初めて教わった」と思い違いをしたのでしょう。最初の時点でアドバイスの真意を理解していたら、「初めて」という言葉は出てきませんから。

「ゴルフの理解度が深まれば、自分に合うインストラクターを見つけることもできるはず」(湯原と淵脇コーチ)

GD アドバイスを咀噌せず鵜呑みにするから、同じ内容でも表現が変わると、別のことのように思えるわけですね。

湯原 集団レッスンは、 ビギナー が初歩的な指導を受けるならとも かく、 ボールがある程度打てるレベルになったら限界だと思 います。

ゴルフの理解度が低いと応用ができない

湯原 隣でインストラクターにレッスンを受けている人がいるとします。「ちゃんと当たるボール位置はもう少し右ですよ」とのアドバイスに聞き耳を立てると、「右」という言葉だけが頭に入り、「ボールは右に置くもの」と誤解が始まります。

湯原 “自分にとって”の正しいボール位置、正しいアドレスの向き、そこまで理解を深めないと、応用まで進むことはできません。

GD コースに出れば応用が大切という話はこのシリーズで何度も話してきまし た。応用できるかどうかは、ゴルフヘの理解の深さといってもいいでしょうね。

湯原 先ほどの話に戻りますが「こんなこと初めて教わった」と思ったら、「前に言ったことと、どう違うんですか?」と質問をするべき。そういう積み重ねが、 ゴルフの理解度を深めてくれます。

湯原 私が指導する東京国際大学ゴルフ部では、学生たちにノ ートを作らせています。 監督に何を言われたか、 ヘッドコーチの淵脇プロに何を教わったか、などを書かせています。

湯原 私はそれを読んで 「こんな書き方じゃダメだよ」 と言うこともあるし、「よく書けてるな」と感心することもあります。 部員の理解度のチェ ックにも役立ちます。 箇条書きでもいいので、レッスンを受けたらその内容を書くことから始めるといいでしょう。

ゴルフ部員のノート。練習中のアドバイスと、その感触などが細かく記されていた。「ノートに書くことで整理できて、スウイング修正が効率よくできます」(ゴルフ部員談)

ゴルフにも必要
“セカンドオピニオン”

GD 話を伺う限り、やはり集団で受けるレッスンには限界があるのでしょうか?

湯原 大勢の人へ同時に教えようとすれば、マニュアルを伝えるのが手っ取り早いですからね。外科でも内科でも医者を選ぶように、ゴルフでも自分の症状に合わせてアドバイスをもらいたければ、自分に合ったインストラクターを探す必要はあるでしょう。

GD インストラクターからアドバ イスを受けて、かえって飛ばなくなったり、曲がるようになったりしたら、医者を代えるようにインストラクターを代えることも必要ですか?

湯原 当然ですよ。2、3回試して合わないと思ったら、ズルズルと続けるべきではありません。 ゴルフも医者と同じように、セカンドオピニオンが絶対に必要なんです。自分にピッタリ合ったレッスンに出合うことはなかなかありません。

湯原 セカンドどころか、サード、フォースと探していいくらいです。教えるほうも指導法をマニュアルで習っていたりするから、個々の症状に対応できないケースもあるでしょう。個人レッスンのキャリアを積んだインストラクターならではのノウハウがありますからね。

ゴルフ部員と湯原監督

GD ゴルフスクールで1クール受講してみて、上達の実感がなかったら、個人レッスンを検討したほうがよさそうですね。

湯原 ゴルフの入門には、集団レッスンは手軽でいいと思います。 しかし、ある程度のレベルになったら、個別の指導を受けたほうがいいと思います。

湯原 自分がどんなアドバイスを求めているのか明確になっていれば、つまり、ゴルフの理解度が深ければ、ミスマッチにも気づけくはず。

GD しかし、インストラクターの教える技量をアマチュアが見抜くというのも、なかなか難しいものがあると思いますが……。

湯原 日頃からゴルフに対してどう向き合っているかが大切で、上手下手は関係ありません。プロの連続写真を見たり、 様々なゴルフ理論に典味を持ったり……。そういう姿勢があれば、 ある程度はインストラクターの教える技量にも気つくと思います。自分からゴルフの何かを知ろうとする姿勢が重要です。

ゴルフの歴史を知ることも
理解度を深めることにつながる

GD 湯原プロは、ゴルフ部員たちにノートを作らせているといっていましたが、ほかにはどんな指導をしているのでしょうか?

湯原 技術的なアドバイスはもちろんですが、ゴルフの知識をもっと高めるように指導しています。たとえば、サンドウェッジがどうやって生まれたか、とか。

GD ジーン・サラゼンのエピソードですね。

湯原 ええ。それまでアイアンは二ブリック(今の9I)までしかなかったのを、サラゼンは苦手なバンカー対策として、二ブリックのソールに鉛をべったりつけて、いまのSWの原型を考案しました。 全英オープンに臨むサラゼンは、 そのオリジナルのクラブをほかの人に見られないように、「ヘッドを下に向けてキャディバッグに忍ばせて会場入りした」といった話を学生にします。現代のバンカーショット技術、エクスプロージョンが生まれた経緯を知ることで、ゴルフの理解度は深くなると思うのです。

サラゼンのSWはこれらクラブの原型となった

GD ゴルフは技術だけではなく、用具やコースの歴史など、 奥行きがありますからね。

湯原 そうしたエピソードの一つひとつから学ぶことがあるのです。

週刊GDより

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