過度なフックに悩んでいた石川明日香。安定した強いフェードボールを手に入れるため、吉田直樹コーチのもとで取り組んだ。最後は、自然といい動きが身につくようになるという、2つの練習器具を使ったドリルを教えてもらった。

PHOTO／Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki　THANKS／武庫ノ台GC、明治安田生命レディス

●CONTENTS●
#1　安定したフェードを手に入れる4つのポイント
#2　理想のイン・トゥ・インを身につける3つのドリル
#3　強いフェードを打つためのトレーニング&ストレッチ
#4　いい動きが自然と身につく2つの練習器具

手元の浮きもミスの要因に

吉田　スウィング改造がまだ完成したわけではないですけど、かなりいい感じで振れるようになってきたんじゃないですか?

石川　そうですね。以前のように右から回そう、という意識は消すことができたように思います。でも、まだココイチで引っかけが出ることが、たま〜にあるんですよね。

吉田　チーピンは忘れた頃にやってくるもんですよね。石川プロを見ていると、インパクトで少し手元が浮くときがあるんです。そうすると、ボールが右に飛び出しやすくなるので、手先でフェースを返したくなる……。

石川　手先でフェースを返すのは、昔やってた動きなので、ある意味、得意で、そうなりやすいかもしれません。

吉田　このスティックを試合会場にも持っていって!　スウィング軌道を修正するにはピッタリだから。

Drill 1
「吉田スティック」で手の浮きを抑える

Drill 2
「吉田ロープ」でイン・トゥ・インを確認

「あおり打ちのクセが出ると、ロープが顔のところに跳ね上がってくるので、ヘッドスピードを上げるだけでなく、軌道のチェックにもピッタリです。私はいつも左肩の回転を意識して振っています」

「吉田ロープ」をチェック

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月26日号より