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【“5UT”を武器にする】#1 「170Y」が“狙える距離”に! 5UTを入れればゴルフが一気にラクになる

02女子プロはよく使っているイメージがある、5番ユーティリティ(5UT)。5UTの飛距離は、男性アマチュアならアイアンで打てるから「必要ない」と考えがちだが、実はアイアンよりも格段にラクにグリーンを狙えるようになるという。分かりやすいレッスンに定評がある青山薫プロに、5UTのメリットや打ち方のポイントについて教えてもらった。

PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Daisei Sugawara THANKS/城里ゴルフ倶楽部

解説/青山薫

あおやまかおる。週刊GDでも長く連載を担当した、名物プロ。69歳となった現在も、ショットのキレは健在! 最近では「泣かせの青山」の異名も

●CONTENTS●
#1 5UTを入れるべき理由
#2 フィニッシュは手元を低く!
#3 使い続けるだけでいいスウィングに

170ヤード前後をラクに打てる

3番や4番のユーティリティ(UT)をバッグに入れているアマチュアは多いが、5番のUTはあまり入ってない。「もったいない」と言うのは、最近5UTのよさに気づいたという青山薫プロ。

「やっぱり、『飛ばしたい』という気持ちがあるから、長い番手を入れているんだろうけど、たとえば360~370ヤードのパー4で、ドライバーが200ヤード飛んだら、残りは5番か6番アイアンの距離になるでしょ? そこで、5UTがあったら、そっちのほうがグリーンに乗る確率が高くなるワケ。5UTは、ロフトが25度くらいで、今だと6番アイアンと同じくらい。でも、重心深度が深いから圧倒的に球が上がるし、アイアンよりシャフトが長いから確実に飛距離も出る。アマチュアこそ5UTを使わないで、『誰が使うの?』というクラブなんだよ」

さらに、5UTはソールが厚いから、ラフやバンカーもへっちゃら、左足下がりでも球が上がる、と「いいことずくめ」のクラブなのだ。

【5UTのメリット1】
どんなライからでもラクに打てる
アイアンに比べてソールが厚く、滑ってくれるので、ラフやバンカーからも打ちやすい。傾斜地でもボールを確実に拾ってくれるので、力まずに打てる

【5UTのメリット2】
ボールをラクに上げられる
5番アイアンより半インチ以上長いので、短く握っても十分なヘッドスピードを得ることができ、ムリに振らなくてもラクにボールを上げられる

5UTのロフトは24~26度

5UTのロフトは、24~26度が主流。距離のあるセカンドや長めのパー3など、アイアンだと力が入ってミスしやすい場面で活躍してくれる

では具体的に、どう打てばいい?
5UTを得意にする打ち方の極意

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月29日号より

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