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【50歳からのシングル養成塾】Vol.222「“丹田”に力を入れ、低重心でインパクト」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/オーシャンリンクス宮古島

前回のお話はこちら

筋力じゃなく
重心を操って飛ばそう

年齢とともに筋力が衰えてしまうのは仕方のないことですが、筋力以外の部分によって飛距離を伸ばすことは可能。それが体の重心位置のコントロールです。

多くのアマチュアが重心の位置が高すぎてインパクトでパワーを逃してしまっています。アドレスでは低く構えられていても、切り返した瞬間に上体に力が入って重心が上がりながら打つので、ボールに力を伝えられていないのです。しかも、伸び上がりながら手を振り下ろしてしまうと、リリースが早くなり減速しながら当たってしまいます。


切り返しでは丹田(おへその下)にグッと力を入れて重心を下げながら必ず下半身リードにすること。これを意識するだけで重心が上がらなくなって、クラブが遅れてタメも生まれます。大切なのは、重心を真下ではなく左下に下げること。いくら重心を下げても右体重のインパクトは力が伝わらないからです。

低重心スウィングが身につけば、筋力に頼らずに最大限のパワーを引き出すことが可能なので頑張りましょう。

Point 1
低い位置でお腹リード

切り返しで丹田にグッと力を入れて重心を下げながら、下半身リードで打ちにいくこと。このときの下半身はお腹から下全体のことなので“お腹リード”のイメージでもいい

Point 2
左下に向かって重心を下げる

いくら下半身リードを意識しても重心が高いと振り遅れる。重心を下げても右体重だとボールにパワーが伝わらない。左下に向かって重心を下げること

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2022年4月号より