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【50歳からのシングル養成塾】Vol.221「顔を右に向けると球がつかまります」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/オーシャンリンクス宮古島

前回のお話はこちら

顔の向きで軌道を
コントロールする

最近は体をとにかく速く回して打つので、インパクトで肩が開いているプロが目につきます。でもあの形をアマチュアが安易に真似するのは危険です。

プロはストロンググリップにしたりシャットフェースによって体が開いても球がつかまる準備ができているため、いくらでも速く回して打っていけます。でも多くのアマチュアはただでさえ球をつかまえられないから、体が開いたインパクトは大敵なのです。


とくにスライス系で飛ばない人は切り返しから肩が開きがちなので、後方に置いた鏡を見ながら素振りをするといいと思います。後方に視線を向けることで肩は開かなくなるし、その肩が閉じたままならクラブがインサイドから入ることが確認できるはずです。

鏡を見ながらその動きを体に覚え込ませて、球を打つときは松山英樹選手みたいに少し顔を右に向けて振るイメージがオススメです。

「後方に置いた鏡を見ながら素振りをしよう」

Point 1
インパクトまで肩を開かずガマン!

切り返しで肩が開くからクラブがカット軌道になってしまう。後方に顔を向けて肩を閉じたままクラブを下ろせばインサイドから入れられる

Point 2
本番でも右側を意識してボールは横目で見る

実際に球を打つときは右足の外に顔を向けたまま打ってみる。このときに下半身が止まって右足体重にならないように注意

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号より