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【フェアウェイウッド】トップで重心が高くなるから、上手く打てない! FWは前傾キープがカギ。

ゴルファーの悩みを教え上手なプロがマンツーマン解決! 今回教えてくれるのは山本武史プロ。アイアンが飛ぶようになるコツを教えて!

前回のお話

【中西さんのお悩み】
フェアウェイウッドが上手く当たりません

【教わる人】中西秀夫さん
72歳/ゴルフ歴13年 HC22/165㌢

テークバックが右足を軸にした水平回転のため、トップで頭、左肩がボールから遠ざかる。これだと、ダウンスウィングで上体の位置を元に戻す作業が必要なため、インパクトの再現性は下がる。

【原因】
肩と腰を水平に回してるから

中西 フェアウェイウッドが当たらないので、苦手意識がかなりあります。

山本 トップで重心が上ずっているのが気になりますね。重心が高いままダウンスウィングすると、ヘッドがボールに届きませんから、体を沈み込ませるようにして打たないといけない。そのときに、ボールに近づきすぎたり、十分に近づけなかったりするので、芯に当たる確率が下がるんです。

中西 自分としては、普通に軸回転しているつもりなんですが……。

山本 垂直な1本の軸をイメージするだけだと、単純な水平回転になってしまうので、トップに向かうにつれてどうしても左肩が持ち上がります。上体の前傾を考慮に入れて、前傾角度をキープしながら回転することを意識するとどうなりますか?

テークバックで、肩、腰を水平に回そうとすると、回転が進むにつれて上体の位置が右にずれる。トップでは左肩が持ち上がる形となり、重心が上ずってしまいやすい

中西 左肩はむしろ下げていくような感じで回らないといけないんですね。

山本 そういうことになります。アドレスでは骨盤も前傾していますから、腰も斜めに回す感覚になります。

中西 右腰を切り上げるような感じですね。

山本 そうやってテークバックすると、重心があまり上下しないのがわかりますよね?
テークバックでは、左わき腹を縮めるような感覚があると、頭の位置もほとんど動かさずにトップまで上げられます。ダウンスウィングはその逆で、左腰を切り上げるように回して、右わき腹を縮めるようにすると、ヘッドがアドレスの位置に正確に戻るんです。

【ポイント①】
骨盤を傾けたまま腰を斜めに回す

アドレスで股関節の位置にクラブをあてがい、クラブが斜めになるように腰を回してテークバックする。クラブが水平になるように腰を回すと、アドレスでの骨盤の傾きが起きてしまう。

フォローでは左腰を斜め上に回す

テークバックで右腰を切り上げるのと同様に、フォローでは左腰を切り上げるように回すと、右わき腹を縮める動作がしやすく、ハンドファーストに当てやすい

【ポイント②】
テークバックでは左わき腹を縮める

頭の位置をなるべく変えずにテークバックするには、左わき腹を縮める動作(サイドベンド)が必要。直立し、最初に左に傾いてから回転すると(写真)、この仕組みがわかりやすい。

【解決!】
テークバックで左わきを縮めて
前傾角度をキープして回転しよう

【教える人】山本武史プロ
やまもとたけし。T P I L EVEL2の資格を有する。兼本貴司プロを教え、多くのアマチュアのレッスンも行う。トゥルーゴルフアカデミー東京校(井山ゴルフ練習場)にてゴルフスクールを展開 ]]

PHOTO/Yasuo Masuda

TEXT/Daisei Sugawara

週刊GDより

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