最長365Y! ドラコンクイーン高島早百合の飛ばし方 #3「手首の角度は最後までキープ」
ドラコンで女子の日本最長飛距離365Yという記録を持つ女子プロ、高島早百合。飛ばしの最後のポイントは「手首の角度をキープする」ということ。そのために重要なこととは?
PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Kosuke Suzuki THANKS/高根CC
解説/高島早百合
1992年京都府出身。ゴルフの名門・東北高校を卒業後、2011年のプロテストに一発合格。現在はドラコンやレッスンを中心に活躍中
●CONTENTS●
>>#1 ドライバーもハンドファースト
>>#2 肩・腰・腕は別々の方向に動く
>>#3 手首の角度を最後までキープ
手首をほどかずに右肩を押し込んでいく
ボールを「押せる」強いインパクトのために非常に重要なポイントとして高島プロが強調するのが手首の角度だ。
「私はインパクト以降もフィニッシュまで両手首の角度をキープし続ける意識を強く持っています。アマチュアの多くは、『ヘッドを走らせよう』とか『リリースしよう』といった意識から手首の角度をほどいてしまう人が多いのですが、これが効率ダウンの大きな要因になっているので、ここはぜひ意識してほしいですね」(高島)
手首の角度をキープすることで、右ひじの角度も保たれ、腕と体がリンクした状態で体の回転エネルギーを効率よくボールに伝えられるというわけだ。
「もちろんこれは、右手、右腕で押すというよりも、右肩ごと体の右サイド全体で押し込んでいく感じです。腕自体の動きは、インパクト以降手首の角度を保ったまま真上に上がっていくのが正解。こうすれば手元が体の正面から外れずにボールを『押す』インパクトが手に入りますよ!」
手首の角度を保ったまま、体の回転と連動して腕を上に上げていくことによって、右手のひらがターゲット方向を向いている時間が長くなり、ボールを押し込むような感覚が生じる
Point 1
手首の角度を保って体をしっかり回していく
右手首の角度を保ったまま右肩を押し込んで体を回していく。リリースを意識したりヘッドを走らせようとするとボールを押し込めない(右)
Point 2
手元を体の正面にキープして腕をフォローで上げていく
フォローでの腕の動きは、手首の角度をキープして手元を上に上げていく動作。これが体の回転と連動することでボールを押し込める
週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より
高島早百合の飛びの秘密を
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高島早百合
『ドラコンクイーンが365ヤード飛ばすためにやってきたこと』
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