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【ゴルフジム】「フェアウェイウッドでダフリや引っかけがよく出ます」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「フェアウェイウッドが上手く当たらない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東宝調布スポーツパーク

教える人/濱田塁

はまだるい。68年生まれ、東京都出身。高校卒業後、渡米しゴルフ修行。ゴルフ理論や指導法なども学ぶ。複数のスクールのヘッドプロを歴任し、現在は「東宝調布スポーツパーク」でレッスンを行う

<今週のお悩み>
「体重が右足に残って
ダフったり、引っかけたりします」

●森俊之さん(63/身長168㎝/ゴルフ歴8年/ベストスコア80/平均スコア89)
フィニッシュが少しのけ反るような体勢になっていて、目線が高い。これは、インパクトゾーンでヘッドを下から上に動かしているから。ミート率を上げるには、フェアウェイウッドでもやや上から下に打つイメージがほしい

森 どうしても体重が右に残りがちで、とくにフェアウェイウッドがダフったり、引っかけたりします。

濱田 普段通りにスウィングして、フィニッシュで止まってみてください。そうするとほら、目線がかなり高いですよね。それだけボールを「上げよう」としている証拠です。たとえば、フィニッシュで目線を「水平にする」ように意識するだけで、結構、スウィングは変わると思いますよ。

森 あ、右に残る感じが弱くなりますね。

ボールを上げようとしすぎています

濱田 フェアウェイウッドは、ボールを払うように打つといいますが、森さんの場合は、アイアンみたいな感覚で、ヘッドを少し上から入れたほうが球どらえがよくなるはずです。ダウンスウィングで、左腰が高くならないように、むしろ低くするようなイメージで打ってみてください。

森 ウッドをこんなにダウンブローに打つのは初めてですが……確かに、このほうが芯に当たります。

濱田 バランスディスクがあれば、右足で踏んで打つと、ヘッドを上から入れる感覚がつかめます。さらに1歩進んで、左への踏み込みを強くして、スウィングの最下点をボールの先に持っていくイメージで打つには、バランスディスクを左足で踏んで打ちます。

森 こっちのほうがバランスをとるのが難しいです。

濱田 それだけ、今まで踏み込みが甘かったんですね。それで、フィニッシュで真っすぐ立てるようになれば、ダフリは少なくなります。

これで解決!
「しっかり左足に乗って
 低い目線で振り抜こう」

Drill 1
右足でディスクを踏んで打つ

右足でバランスディスクを踏んでボールを打つと、アイアンのようにヘッドを上から下に動かしてボールをとらえる感覚がわかる

Drill 2
バランスディスクを左足で踏んで打つ

Point 1
左腰を低くしてダウンスウィング

ダウンスウィングで左腰が高くなると、すくい打ちは避けられない。ダウンスウィング後半まで、むしろ左腰を低くするイメージで振っていく

Point 2
フィニッシュで目線は水平に保つ

フィニッシュで目線が上がるのは、すくい打ちになっているということ。目線を水平にして振り抜く意識を持つと、すくい打ちにはなりにくい

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月16日号より