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【50歳からのシングル養成塾】Vol.217「力ではなく“重さ”を使えばいつまでも飛ばせる!」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/オーシャンリンクス宮古島

前回のお話はこちら

頭が浮いていないか
確認してみよう

現代は小さくて力がそれほど強くない女子プロでも240ヤードが当たり前なのに、アマチュアが相変わらず飛ばないのは“自分の重さ”を使えていないからです。

例えばインパクトの形を作って動かないモノを押したとき、上体が伸び上がって頭が浮くと強くは押せません。頭の位置と前傾角を変えずに自分の重さをボールに乗せることが大事。ただ自分では頭が浮いていないと思っている人が多いので、一度誰かに頭を押さえてもらってスウィングしてみれば、感覚がつかめると思います。


重さを乗せるインパクトが身についたら、腕力は使わなくていいから非力な人でも最大飛距離が出せるし、年を重ねても飛距離がなかなか落ちません。

重さを乗せるための必須条件は、両わきが締まっていて腕と体の一体感があること。わきが開いて腕が体から外れてしまうと、いくら前傾を保っていても重さは伝わらないので注意してください。

Point1
伸び上がると重さは乗らない

上体が起き上がって頭が浮くインパクトだと、自分の重さがまったく乗らないので腕力に頼って打つことになる。曲がるし飛ばない典型例だ

Point 2
わきが甘いとパワーは伝わらない

前傾を保って頭が浮かないようにしても、わきが開いて腕が体から外れたインパクトでは、パワーが伝わらない

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2021年11月号より

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