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【ミナセの小部屋】Vol.61 「トップで背中に“山”と“谷”を作るんです」【動画あり】

1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回はパワーの溜まったトップを作るために意識してほしい体の部位について教えてもらった。

PHOTO/Takanori Miki

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っている。USLPGAティーチングプロ

みなさんこんにちは! 超が付くほど朝型人間の小澤美奈瀬です♪

さっそくですが、今回はスウィング軌道を安定させながら、パワーを余すことなくボールに伝える方法についてお話しします。

まず意識してほしいのが、肩甲骨と背骨です。胸を張ると肩甲骨が背骨側に寄りますよね。逆に背中を丸めると肩甲骨が背骨から離れるのがわかるかと思います。今回は、この動きを使ってほしいのです。


テークバックからトップにかけて、右の肩甲骨を背骨に寄せてください。逆に左の肩甲骨は背骨から離します。難しいという人は、まずは右の肩甲骨だけ意識してみてください。すると、右わきが開かず右ひじも体から離れにくくなります。これがパワーの溜まったトップの状態です。

腕と体が一体になっているので、あとは右ひじを下げながら体を回転させるだけです。右腕とクラブが体の近くを通るので、スウィング軌道も安定して、体の内側からパワーを出すことができ、曲がらず飛ばせるスウィングになります。みなさんもぜひ、今度から肩甲骨の動きを意識して振ってみてくださいね!

右肩甲骨を背骨に寄せると
体幹を使って振り下ろせる

右側の肩甲骨を背骨に寄せるイメージでトップを作ることができると、インパクトまで腕と体の一体感を持って振り下ろすことができるという。「右ひじが体から離れないので手打ちになりにくく、いわゆる体幹でクラブを振り下ろせるので、スウィング軌道が安定して飛んで曲がらないボールが打てるようになります」(美奈瀬)

正しい動きを動画でチェック!

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月19日号より

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  • PHOTO/KJR、Tadashi Anezaki THANKS/パインレークGC 閉幕から1カ月が経ち、いまだ興奮冷めやらぬ東京五輪。なかでも稲見萌寧の銀メダル獲得で大いに盛り上がった女子ゴルフでは、世界の猛者たちが300Yに迫る驚きの飛距離を連発。彼女たちはいったいなぜあれほど飛ばせるのか。世界を知る青木翔コーチにその秘密を解説してもらった! 解説/青木翔 あおきしょう。1983年生まれ。全英女子オープンで渋野日向子をメジャー優勝へ導き、亀代順哉や三ヶ島かな、野澤真央などツアープロをはじめ、全国トップレベルのジュニアを育成するカリスマコーチ。2020レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞 飛ばせる女子の秘密1深いトップ USLPGAのドライビングディスタンスでトップ10(274ヤード以上)に入る選手が9名も出場していた東京五輪。米女子ツアーの現場で彼女たちのスウィングを見てきた青木翔コーチに話を聞くと、彼女たちの飛びの秘密は大きく分けて3つあるという。その1つ目が“トップでの捻転の深さ”だ。 「レキシー・トンプソンの肩甲骨周りを見てください。左肩の皮膚は伸びて、右肩甲骨が背骨側に寄ることでシワができていますよね。これは肩甲骨の可動域が広いことを意味していますが、体の捻転もないと作ることはできません。すなわち、パワーの溜まったトップが作れている証拠です。これを可能にしているのが、テークバックでの重心移動を右足かかとと右尻で受け止めること。これにより、体の捻転でクラブを振り上げられ、手打ちにならないので、溜まったパワーを効率よくボールに伝えられるのです」 続きを読む Point 1右尻と右かかとで体重を受け止める かつてはトップで右腰や右尻を動かさないように壁を作ってパワーを溜めるというレッスンがあったが、それでは上半身と下半身の捻転差が生まれないと青木コーチ。右足かかとに重心を乗せ、右尻を後方に突き出すイメージで体を回転する Point 2テークバックは右足首からネジり上げる 体をねじり上げるとき、右足首から上半身に向かって体を回転していくと、トップで肩甲骨がしっかり入った深くゆるみのないトップが作れる。肩から動くと下半身が止まり上下の捻転差が生まれない レキシー・トンプソンの1Wスウィング 飛ばせる女子の秘密2左股関節で体重を受け止め高速回転 マリア・ファッシ(メキシコ代表) 平均飛距離: 278Y1998年生まれの23歳。アーカンソー大学時代に数々のタイトルを獲得して2019年プロ転向。体幹の強さを生かした飛距離を武器にメジャーを狙える逸材として注目されている 青木コーチが飛びの秘密として挙げた2つ目は、切り返しからの回転力だ。その動きがとくに優れているのが、メキシコ代表のマリア・ファッシだという。「よく切り返しで左足を踏み込む、という言い方をしますが、彼女を見ていると、左股関節に重心を乗せることで、“左脚全体”を使って踏み込んでいるように見えるのです。左足よりも、左脚全体という太い幹のほうが、トップで溜めたパワーを逃がすことなく受け止められるので、強い回転力に変換され飛距離につながるのです」以前、彼女自身に飛距離の秘密について聞いたときも「腹筋や太ももに力を入れて回転スピードを上げている」と、青木コーチと同じことを話していた。 Point 1切り返しで左股関節に重心を乗せる 切り返しでの体重移動を左股関節で受け止める。これにより、左脚全体に重心を乗せる感覚が強く出やすくなるという Point 2左尻でクラブを引っぱり下ろす 左尻を背面側へ動かしクラブを引っぱり下ろす。これにより、前傾角度を保ったままインパクトでき、さらに手元も浮かないため、強いインパクトが可能になり飛距離につながるという マリア・ファッシの1Wスウィング 飛ばせる女子の秘密3ヘッドと右足が引っ張り合う ビアンカ・パグダンガナン(フィリピン代表) 平均飛距離: 285Y1997年生まれの23歳。アリゾナ州立大学を卒業後、2020年にプロ転向。まだ目立った成績はないが、米女子ツアーのドライビングディスタンス2位と、最も注目を集めている選手のひとり 飛ぶ秘密の3つ目は、フォローでの「ヘッドと右足の引っぱり合い」だという。「飛ぶ選手は、インパクトまでに溜めたパワーをすべてボールにぶつけ、フォローでさらにヘッドを加速させることができています。それを可能にしているのが、グリップエンド側をしっかり握ることで運動エネルギーの支点を作ること。もうひとつは、左脚全体で踏み込んだあとにジャンプするのではなく、左足首からねじり上げる点。これにより上体が起き上がらず、右足が地面を踏ん張る動きが出てくるので、フォローでヘッドと右足の引っぱり合いが起こり、ヘッドを加速させることができるのです」 Point 1グリップエンド側をしっかり握る フォローでヘッドを走らせるには、グリップエンド側の左手の3本の指をしっかり握っておくことが重要。これにより力点(ヘッド)に対する支点ができるため、ヘッドを走らせやすくなる Point 2左足は伸ばさず足首からねじり上げる ダウンで左脚全体に踏み込んだあと、インパクトで上方へ飛ぶのではなく、左足首からねじり上げるように回転すると、フォローまで前傾角度が保たれ、ヘッドと右足が引き合いフォローでさらに加速する ビアンカ・パグダンガナンの1Wスウィング 飛距離アップの練習法素振りに勝るものはなし! スウィングの構造を知ることで、飛距離アップにつながるとはいうが、本当に飛ばしたいなら絶対にやらないといけないことがあると青木コーチは言う。それが“素振り”だ。「飛ばすには、結局のところクラブをどれだけ速く振れるかが重要です。だから振る練習、つまり“素振り”は地味ですが最強の飛ばしの練習法なんです。特に連続素振りは効果的です。かなり疲れますが、ヘッドを走らせる脱力のタイミングとヘッドの加速感を習得するには最適です。飛距離アップのためにぜひ試してください」 Drill 1連続素振り //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} 休みなく連続して20回ほど振り続けると、無駄な力が抜け、ヘッドを走らせる感覚がつかめてくる Drill 2切り返しドリル //{"googleAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}} トップの姿勢からハーフウェイダウンまでを2度繰り返し、最後にスウィング。左股関節に体重を乗せながら踏み込んでいく感覚をつかむ 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月28日号より こちらもチェック!
  • PHOTO/Yasuo Masuda、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、KJR THANKS/北谷津ゴルフガーデン 今年前半だけで5勝を挙げ、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧。6月に初優勝を果たすと次の試合でも優勝しブレイクした木下稜介。2人の急成長プロを指導するのが、プロコーチの奥嶋誠昭。稲見は2018年12月、木下は2019年11月から指導を受け始め、たちまち第一線で活躍するプレーヤーに成長した。果たして2人にどんな教えを施したのか。その一端を特別公開! 解説/奥嶋誠昭 おくしまともあき。1980年生まれ。神奈川県出身。ツアープロコーチとして、稲見萌寧、木下稜介、イ・ボミ、高橋彩華を指導。横浜のノビテックゴルフスタジオで、GEARSを使ったアマチュアレッスンも行っている 長所を生かす3つの“しなくていいよ” GD 稲見プロの指導は、2018年の12月からですね。奥嶋 当時、稲見プロは、飛距離を伸ばすため、クラブをシャロー(鈍角)に下ろしてドローを打とうとしていました。でも、それが僕には無理しているように思えたんです。GD というと?奥嶋 稲見プロは、腕の使い方がバツグンにうまくて、本来はややスティープ(鋭角)に下ろすスウィングなんです。だから、ドローを打ちにいくと、どうしても引っかけや右プッシュが出やすい。GD なるほど。奥嶋 合わないものを無理に取り入れようとしないで、いま持っている財産を生かそうよ、と稲見プロに話しました。彼女はスティープにクラブを動かすセンスがバツグン。だったらそれを生かして、スティープな軌道に合うフェードでいこうよ、と。GD その判断で、稲見プロのショットメーカーの才能が一気に開花したわけですね。奥嶋 稲見プロに教えているのは、終始一貫、オンプレーン(アドレスで構えた位置にクラブを戻す軌道)に振ることだけです。バックスウィングで上げた軌道どおりに下ろしてくるイメージでいいよ、と言っています。 しなくていいよ1「シャローに振らなくていいよ」 「シャローに振ろうと苦労していた稲見プロに、スティープ(やや上からの軌道)でいいと教えました。スティープな軌道のほうが、バツグンにうまい手の動かし方を生かせると判断したからです」(奥嶋) しなくていいよ2「ドローを打たなくていいよ」 「ドローボールを打とうとしていた稲見プロに、カット軌道でフェードを打つようにすすめました。クラブをスティープに動かす稲見プロには、ドローよりもフェードのほうがイメージしやすいはずだからです」 しなくていいよ3「左に踏み込まなくていいよ」 「稲見プロは、腕や上半身をうまく使う反面、体重移動はやや苦手。切り返しから左に踏み込むとミート率が落ちるので、無理に踏み込まず、右サイドで振ればいいと教えました。これでショットが安定しました」 これぞショットメーカーの証どちらがダウンスウィングか分かりますか? 稲見のスウィングを見ると、バックスウィングとダウンスウィングの軌道がほとんど変わらない。これこそが、ショットメーカーの証拠だと奥嶋コーチは言う。「稲見プロには、とにかくオンプレーンに振ることだけを教えています。その結果、ショットの精度が格段にアップしました」 稲見萌音の1Wスウィング 左片手打ちでフェードを磨き抜いた GD 稲見プロは、どんな練習を積んで、ツアー屈指のフェードヒッターになったんでしょうか?奥嶋 稲見プロはオンプレーンに振ることを練習テーマにしています。そのためにやっているのは、8Iを左手1本で打つドリルですね。GD 左の片手打ちですか!奥嶋 そうです。稲見プロは、左腕の感覚で振ると出球が揃うタイプなんです。それと、精度の高いフェードには左のリードが絶対ですから、左手1本のドリルというわけです。GD 稲見プロはどのくらい打つんでしょうか?奥嶋 このドリルは、オンプレーンスウィングの確認作業で、インパクトゾーンを真っすぐ動かすための練習です。彼女は8Iを左手に持って、バックスウィングとダウンスウィングの軌道の確認作業を延々と続けていますよ。トップの位置を確認して、ゆっくりとインパクトまで下ろして、左手1本でボールを実際に打つ。稲見プロは何時間もその練習をやっていますが、アマチュアの方なら100球くらいから始めるといいですね。 Drill 1左手1本でボールを打つ 「フェードを打つには、左腕のスウィング弧が大切。そのため、稲見プロは左手1本でボールを打つドリルをやっています。クラブ軌道を確認しながら素振りして、その軌道をなぞるようにボールを打ちます。低く長いインパクトゾーンを覚える練習なので、フルスウィングする必要はありません」(奥嶋) Drill 2クラブ軌道を確認してから打つ 「トップからハーフウェイダウンまでの動きを2~3回繰り返して、ダウンスウィングの軌道を体に覚え込ませます。そのイメージが消えないうちにボールを打ちます」(奥嶋) パットの秘密は限りなく真っすぐに近いインtoイン GD 稲見プロは入れまくるパットも有名ですよね。奥嶋 彼女はインパクトゾーンのヘッドの動かし方をずっと磨いてきて、これはドライバーからパッティングまで共通しているんです。GD パッティングはまさにインパクトゾーンだけの動きですよね。奥嶋 稲見プロのパッティングは、ヘッドをスクエアに真っすぐ動かす技術に長けているんです。彼女が練習でいつも愛用しているシートがあるんですが、わずかにイン・トゥ・インに描かれている線の上をスクエアに動かす練習を繰り返しやっています。ボールを数多く打つことより、インパクトゾーンのヘッド軌道の精度を上げるほうが、狙った方向に正確に打ち出せることを知っているからですね。GD 稲見プロのバーディラッシュは、この練習のたまものなんですね。 インパクトゾーンの正しいヘッドの動きを染み込ませる 「このシートには、わずかなイン・トゥ・インのヘッド軌道とフェースの向きが描かれています。この線に沿ってヘッドを正確に動かせるかどうか、稲見プロはそれだけに集中して練習しています」(奥嶋) 稲見の極上パット2つのポイント 【Point 1】右ひじに余裕を持たせる 「稲見プロは、右ひじを体に付けてストロークするクセがあるので、右ひじを体から離したほうがスムーズにストロークできるよ、とアドバイスしています」 Point 2両ひじを水平に動かす 「稲見プロは、手首の角度を保って、腕で作る五角形を崩さずにストロークしています。そのためには、ひじを水平に動かすイメージを持つことです」 稲見萌寧のパッティングストローク 7勝のうち6勝はこのパター 「稲見プロの勝ち星は、このパター(テーラーメイド「トラスTB1」)のチカラも大きいと思います。方向が出しやすくて、インパクトのフェースのブレが小さい特性がピッタリだったようです」 https://my-golfdigest.jp/lesson/p36263/ 後編はこちら 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月14日号より こちらもチェック! https://my-golfdigest.jp/tournament/p33481/ https://my-golfdigest.jp/tournament/p13355/ 稲見萌寧関連の記事が気になる方はこちら 稲見萌寧の記事をもっと読む
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