【ミナセの小部屋】Vol.61 「トップで背中に“山”と“谷”を作るんです」【動画あり】
1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回はパワーの溜まったトップを作るために意識してほしい体の部位について教えてもらった。
PHOTO/Takanori Miki
みなさんこんにちは! 超が付くほど朝型人間の小澤美奈瀬です♪
さっそくですが、今回はスウィング軌道を安定させながら、パワーを余すことなくボールに伝える方法についてお話しします。
まず意識してほしいのが、肩甲骨と背骨です。胸を張ると肩甲骨が背骨側に寄りますよね。逆に背中を丸めると肩甲骨が背骨から離れるのがわかるかと思います。今回は、この動きを使ってほしいのです。
テークバックからトップにかけて、右の肩甲骨を背骨に寄せてください。逆に左の肩甲骨は背骨から離します。難しいという人は、まずは右の肩甲骨だけ意識してみてください。すると、右わきが開かず右ひじも体から離れにくくなります。これがパワーの溜まったトップの状態です。
腕と体が一体になっているので、あとは右ひじを下げながら体を回転させるだけです。右腕とクラブが体の近くを通るので、スウィング軌道も安定して、体の内側からパワーを出すことができ、曲がらず飛ばせるスウィングになります。みなさんもぜひ、今度から肩甲骨の動きを意識して振ってみてくださいね!
右肩甲骨を背骨に寄せると
体幹を使って振り下ろせる
右側の肩甲骨を背骨に寄せるイメージでトップを作ることができると、インパクトまで腕と体の一体感を持って振り下ろすことができるという。「右ひじが体から離れないので手打ちになりにくく、いわゆる体幹でクラブを振り下ろせるので、スウィング軌道が安定して飛んで曲がらないボールが打てるようになります」(美奈瀬)
正しい動きを動画でチェック!
週刊ゴルフダイジェスト2021年10月19日号より
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