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【上達の玉手箱】Vol.90「グリップは手のひらで握らず“指の関節”で持つんです」

日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。今回のお話は、締まりのあるグリップについて。

TEXT/Yumiko Shigetomi

前回のお話はこちら

今年ラウンドを何回か一緒にしている小斉平優和は180センチで体が大きく、今後が楽しみな選手。でもスウィングはまだ粗削りなので、今後の本人の努力次第だと思います。


僕がまず気になったのはグリップ。手のひらで握っている感じで緩いというか、締まりのないグリップなんです。「グリップは関節で持たないとダメだよ」とアドバイスしましたが、ピンときてない感じ(笑)。もう少しヒントをあげることにしました。

優和の握り方で、水でできた筒を持ったとしたら、指の隙間から水がこぼれ落ちてしまいます。でも僕が水を持っても隙間がないからこぼれない。この違いがとても重要なんです。

隙間を作らないとはいっても、そのために強く持ってしまってはダメで、ソフトに持っても隙間ができない。それが「関節で持つ」ということなんです。

関節で持つグリップなら隙間ができないから、水がこぼれ落ちない。ただし力は入っていないのがミソ

月刊ゴルフダイジェスト2021年11月号より